中川多理人形展 「幻鳥譚 WINDー fragments 風のフラグメンツ」
山科のあの空間が心地よかったのでまた中川多理さんの個展にお邪魔してきました。場所が分かっていれば少しは近く感じるはずと思っていましたが、やはり遠かった(^_^.)それでも昨年のように猪に怯えることなく、新緑の山道を気持ちよく歩くことができました。個展会場は掃出し窓が閉められている部分があり前回より薄暗く閉鎖的な感じでしたが、庭では竹ぼうきのワークショップが行われており楽しそうな声。その健康的な様子が会場内と対照的でしたが、どちらも都会では味わえない自然の中ならではの空気感で包まれていました。昨年9月の個展からまだ一年も経たないので前回ほどの熱量は無理かなと思っていましたが、それは前回が素晴らしすぎただけで今回が物足りないということはなく、作品数こそやや少なかったかもしれませんが、新作も拝見できてとても満足できる内容でした。今回は名古屋からいらしていた人形作家さんたちや春秋山荘 のオーナー(?)の方とお話もできたのでとても楽しい時を過ごすことができました。いつも一人で部屋にこもって人形を創っているので疑問に思ったことを質問できる機会も無いのですが、昨日は色々なことを教えて頂けて大変勉強になり本当に有難く思いました。沢山の刺激を頂けたので早速新作の原型の続きをしたいのですが、その前に来月の少年展に出品する人形を仕上げなければなりません。今日も少年に着せるセーラー服に飾りを付けたりブーツを作ったりしています。中川さんの個展は展示替えをされるらしいのでどのようになるのかちょっと気になっています。時間があればまた行きたいのですが。