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カテゴリ:のりの日記
あたしは警察署で新入り女性警察官として働いている。今日が勤務初日。着替え室にあやしい女が入ってきた。その女は長身で超短髪で上下白のスーツ。着替え中の婦人警官たちに何か葉っぱを売り着けている。それを婦人警官たちは慣れた様子で買っている。あたしはその女に「これは何?」と聞く。あっさりと「麻薬よ」と返事された。
婦人警察官たちが麻薬中毒だったという現実にあたしはショックで声を失い座り込んでしまった。その次の日もあの女は婦人警察官たち相手に麻薬を売りにきた。男性の警察官なら現行犯逮捕してくれるはずと思い訴えに行ったのに誰もあたしの言葉など信じてくれない。だから電話をかけて逮捕に来てもらおうと思った。110番に電話をし状況とあの女の特徴を説明した。それと常習犯であろうというあたしの見解も話した。やはり信じてもらえなかった。あたしにはまだ何もできないしで心がパニックに陥り、自分には何もできない現実に悩み苦しんだ。そう苦しんだ。 あたしはうなされながら目が覚めた。夢だったのだ。でもあたしが無力である事。これは本当の意味での事実だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.07 15:29:21
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