のりたま猫日記

幼稚園にキョウをお迎えに行くと、
キョウは玄関で目に涙をいっぱいためてしゃくりあげていた。

聞くとキョウの黒いスニーカーがなくなったと。
玄関には別の黒いスニーカーが転がっている。
どうやら誰かが間違えて履いて帰ったもよう。

だけど・・・、
そこにあるのは、園児一人が数ヶ月履いたくらいじゃ、こんなにボロボロにはならんじゃろ？
てくらいに年季のはいった型崩れしまくった靴。
ノンブランド、ヒモ式、中には大量の砂。
靴の色とサイズ以外は、キョウのとは全然違う・・・。

間違えるかなぁ？
園児は間違えることあっても、お迎えにきたお母さんは気づくよね。

はあ・・・
靴って、園児の持ち物の中でも高価なものでしょ？
あんなちっちゃくて数ヶ月しか履かない物なのに
3,000円も4,000円もする。
なくなるなんて、キョウよりもこっちが泣きたいわ。



裸足で泣き続けるキョウを抱っこして帰宅。

その後もキョウはたびたび思い出しては
「キョウちゃんの黒い靴・・・どこにいったのおー！！！」と泣き叫ぶ。

ああ、面倒くさい！