のりたま猫日記

昨日はAM５時過ぎまでクロちゃんの顔をみつめていた。
刻一刻と別れが近づいていると思うと、眠る気になれなかった。
クロちゃんは眠っているはずなのに、目は軽くあいたまま。
かろうじてお腹が上下していることで生きている確認はできたけど、
もう意識はなかったのだろう。
１時間ごとに寝返りをうたせてやった。
口を開け閉めするたびに、スポイトで数滴のお水をたらし口をぬらしてあげた。
それくらいしか、してあげられることはもうなかったから・・・

私が寝ている間に逝くのだけはやめてね、とクロちゃんにお願いして眠りについた。


AM７：００

目覚めとともに、クロちゃんの生死の確認。
生きていた。
たまに口をクチャクチャと動かすけど、手足に力はない。
「ちょっと待っててね。朝ごはんの準備してくるから」
と言い残し、ベッドルームを出る。


AM７：５５

少し様子を見ようとベッドルームにはいる。
クロちゃんは小さな咳をしていた。
横になったままで呼吸が苦しいのかも。体を少し起こせば楽になるかな？
と思い、私も布団にはいり、座った状態でクロちゃんを立てに抱いた。
途端に咳はおさまった。
少しして、クロちゃんは大きく息を吐き
両腕をのばし、軽く伸びをしたかと思ったら、そのまま眠りについた。
楽になったのね、と安心していたら、太ももに生暖かい感触。
おしっこ・・・？
慌ててクロちゃんを呼ぶ。
反応なし。
体をゆすってみた。
全身の力がぬけ、首がガクンと倒れた。
一気に鼓動が早くなり、熱いものがこみあげた。
両手でクロちゃんの顔を包み、こちらにむける。
少しあいた目からのぞく瞳孔は、開いていた。

クロちゃんは息絶えていた。



待っててくれたんだ・・・
そう思った。
私が来るのを待っててくれたんだ。
しかもいつ逝ったのかわからないほどに安らかな最期。
腎不全の終末期は、痙攣発作等で悲惨な状態が多いと言われる中、
クロちゃんは一切苦しむことなく、本当に眠るように逝ってくれた。
大好きなクロちゃんが、私の腕の中で、眠るような最期をむかえてくれた。
クロちゃんはどこまで優しい子なのだろう。

ありがとう、クロちゃん。
うちに来てくれて。
保護当初は、数日の命と言われていたのに、
５か月以上もよく頑張ったよ。
この間、私はクロちゃんからたくさんの幸せをもらったよ。
本当にありがとう。



今晩もクロちゃんと一緒に寝ます。
そして明日の午後、家族で虹の橋へ送ってあげます。



コメントで励まし、応援していただき
本当にありがとうございます。
正直、今は個々にお返事ができる状態ではありませんので、
落ち着きしだい、あらためて訪問させていただきます。