|
テーマ:猫のいる生活(138859)
カテゴリ:風ちゃん
風ちゃんが失明しました。 現実を受け止めてはいるものの あまりに突然のことで、心が追いついていません。 ここ数日、頭の中は風ちゃんのことでいっぱいで、 ブログにアホなことを書く気にもなれずにいたんだけど、 風ちゃんのこの病気は、猫ではあまりに稀なケースなようなので、 記録に残しておくことも必要かと思い今回書くことにしました。 先週の夜かな、ふとした時に風ちゃんが扉にぶつかったのです。 猫が扉にぶつかるなんて、普通ありえないこと。 もしかして見えていない・・・? でも、 風ちゃんは、ベッドやソファにも軽々乗り降りし、 しかも猫タワーを使ってタンスの上にも乗る。まさかそんなこと・・・? しかし、注意深く風ちゃんを観察していると、 一見普通に歩いているんだけど、 時々壁に身体をこするようにしながら自分の位置確認をし、 ヒゲと眉毛で障害物を確認しながら歩いている。 私が近づくと、ちゃんと私の顔を見る。 ただ、そっと顔の位置をずらしても風ちゃんの目は私の顔を追うことはない。 音がしないよう目の前で指を差し出して動かしても同じ。 見えていない・・・ 不安が確信へと変わりました。 次の日の朝、かかりつけの病院へ行きました。 先生の診立ては 「瞳孔も開きっぱなしだし、おそらく全盲です。光も感じていないでしょう。 角膜等はきれいです。腫瘍もないです。 しかし、網膜に本来見えるはずの血管、さらに視神経乳頭すらも確認できません。」 原因は?病名は? 「わからない」 唯一考えられるのは 「進行性網膜萎縮症」 これはダックスに多い病気だそうです。 しかし、猫の症例は見たことも聞いたこともないそうです。 この病気だと仮定した場合のことをうかがいました。 「これは遺伝性の病気で、突然発症するというのではなく、 徐々に視力を失っていく病気です。 予防はできないし、治療法もありません。 痛みや苦痛を感じることはなくただ見えなくなる病気なので、 命にかかわるようなことは一切ありません。 ただ、今後緑内障を発症する可能性はあるかもしれません。」 もしこの「進行性網膜萎縮症」だとしたら、 風ちゃんは生まれた時から、いずれは全盲になる運命だった・・・ということです。 詳しいことは、眼科専門の獣医さんに検査をしてもらうしかないんだけど、 その獣医さんは、一番近い所で福岡にしかいないらしい。 いくら検査して原因や病名がわかったとしても、視力が元に戻ることはまずないし、 長い距離の移動と、麻酔下での長時間にわたる検査のストレスなどを考えても わざわざ眼科医に診察してもらうメリットはほぼないとのこと。 県内の他の獣医さんにセカンドオピニオンをしてもらったところで、 きっと結果は同じでしょうね。 先生は 「腫瘍はないし、今後生命に関わる病気に移行することはない。」 とはっきり言いました。 不確実なことを適当に断言しない先生がここまで言うのだから、 その言葉を信じようと思います。 目が見えないという不安やストレスはあるかもしれないけれど、 命に関わる病気じゃない。 それだけでもよかった。 今後は風ちゃんができる限り快適に過ごせるよう心がけよう。 ・・なんて、 実際は相当落ち込んだくせに。 全盲になったのはここ最近のことだと思うけど、 多分2年くらい前から少しずつ見えにくくなっていたはず。 なんでもっと早い段階で気づいてあげられなかったのだろう? その頃にわかっていたら、色々な対策がとれたのに・・・ ・・・まあ、一通り自分を責めて責めて責めまくったりした。 今もまだ日に何度か落ちるけどね^_^; 色々と調べてみたけど、 猫の先天性の進行性網膜萎縮症は、 アビシニアンなどに症例報告が出されているくらいで 本当に稀な病気のよう。 ネットで症例を探してもほとんど見つからなかったもん。 なんで風ちゃんがそんな病気になるんだろうね。 あ、もちろんきちんと検査した訳じゃないから、 病名は「おそらく」なんだけどさ。 ああ、やっぱりしばらくはまだ立ち直れないな^_^; 風ちゃんのこの美しい瞳、 見えていないなんて思えません。。。 ポチっとお願いします にほんブログ村 長崎猫さるく1月1日より予約受付ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.12.11 03:18:02
コメント(0) | コメントを書く |