夫が夢を見たそうな。

内容はハチャメチャだったけれど、
ひとり寂しくいるところに、私が駆け寄って飛びついてきた――
それも、まだ付き合うか付き合わないか怪しい関係だった頃の
６年前の私。

夫は夜中目覚めて、とてもとてもうれしくて、
付き合っていた頃の、楽しい温かい思い出にしばし浸ったそうな。


それで私にこう言ってくれました。

　　まずはminosukeちゃんの夫になることからやり直そう、
　　それができたらトーギの父親にもちゃんとなれる気がする、と。


思えば結婚後２ヶ月足らずで突然私の父が亡くなって、
私の家族といきなり深いつきあいが始まって、
結婚生活も思い描いたものと全く違うものになって・・・
あの時始まった非常事態から、精神面は抜け出せずにいたんだな。

トーギと三人の生活になっても、どこかぎくしゃくしてて、
お互いに己の役割をただただこなすことで精一杯で、
２人の気持ちが通い合う隙間がなかったみたいだ。

だから夫は、
結婚式の二次会で呑まされてぶっ倒れて、
自分の臭さにビックリして目覚めた（笑）あの瞬間から
もう一度やり直そうと思う、と言ってくれました。

うれしい。


夫、いい夢見てくれたなー。

悶々としてる私を見かねて、お父さんが見せてくれたのかもね。