|
テーマ:好きなクラシック(2317)
カテゴリ:音楽(クラシック)
本日の「石田組」
石田泰尚、塩田脩、佐久間聡一、村井俊朗(ヴァイオリン) 鈴村大樹、原田友一(ヴィオラ) 門脇大樹、田草川亮太(チェロ) モーツァルト/ディヴェルティメント ヘ長調K.138 モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調K.423 ヘンデル(ハルヴォルセン編)/パッサカリア J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調BWV1004より 「シャコンヌ」 メンデルスゾーン/弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20 アンコール モーツァルト/ディヴェルティメント ニ長調K.136より2楽章 U.K.(近藤和明編)/Caesar’s Palace Blues 「コンサート行くの?台風来てるのに?」と心配する社長をよそに、浜離宮ホールへ。アフタヌーンコンサートというけれど、追加公演の夜の部参戦。築地市場駅って初めて降りたけど、結構魚のにおいがするのね。湿度が高いせいかな? まずはモーツァルトで耳慣らし。初めのうちは音の鳴りがイマイチ?と思ったりもしたが、徐々に楽器とホールと馴染んできて良い感じに。いや、良い音を求めるならもう少し後ろで聴けばいいだけの話なんだけど、彼らの演奏は目でも楽しみたいじゃない、ねぇ。 で、今回石田さんをじっくり見て(!)わかったのは、あれだけダイナミックに動くのに、弦と弓の関係においてはまったく無駄が無いということ。弦を弓でこすって弾くものだから、密接にくっていているのは当然なんだけど、本当にもうぴたーって吸い付いている感じで、次の動作に滑らかに移ることが出来るというか…うーん、表現が難しい。左手の弦を抑える動きに注目しがちだけど、実は右手が凄かった!ってこと。何を今更?そんなの知ってたよ、っていう方々、ごめんなさい。そして、もひとつ。門脇さん、いいっ!真面目そうでおとなしそうなあの雰囲気で、パッサカリアでは石田組長に熱く対峙する。なんとなくだけど、石田さんも嬉しそう。神奈川フィルは良い奏者が多すぎて、個別に追っかけし切れないよ。シャコンヌは教会で聴いていたかと思うと、いつの間にか宇宙の始まりに遭遇するような、いつも言葉にならないものが胸に迫ってくる。終曲はメンデルスゾーンなのに西部劇みたい。荒野の八人?カッコいいなぁ。と、興奮冷めやらぬところ、アンコールのモーツァルトで一旦静め、最後の最後にプログレ!?なんだよ、カッコよすぎだよ。 石田組長、カーテンコールでは左右バルコニー席にも頭を下げ、手を挙げて拍手に応える。組員たちもつられて、ちょっと照れながら手を振る。「帰るぞ。お前ら先に行け」とばかりに組員に退場を促し、「組長、お先にどうぞ」と待たれて「おう」とばかりに引っ込む。いいキャラだなぁ。愛されてるなぁ。立ち上がったら、肩、背中、足腰パンパンで、どんだけ力入れて聴いていたんだよ自分、と笑ってしまいましたとさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.13 11:22:59
コメント(0) | コメントを書く
[音楽(クラシック)] カテゴリの最新記事
|