カテゴリ:MotoGP
第6戦の舞台はイタリアのムジェロ。
ここのサーキットはフェラーリの所有でよくF1のプライベートテストを行っています。もともとアップダウンが激しいことに加え、F1の強烈なダウンフォースを伴ったブレーキで所々にギャップがあるようです。 フェラーリのサーキットと言うことでM.シューマッハも観戦に来てました。ランディ・マモラが運転するDUCATIのツーシーターマシンに乗って、MotoGPマシンを堪能したようです。マモラもウイリーやジャックナイフなどサービス満点 シューマッハは以前単独で試乗したことはあったけど、問答無用のタンデム走行後「楽しかったけどバイクのレースは出たくないね(笑)」とのコメント。ロッシのF1テスト後に「自分もちょっとバイクの練習すればあれくらい走れる」といっていた傲慢アロンソ君にも乗って欲しいな。きっと気が変わるだろう。 さてレースですが、どのクラスも大混戦で大満足でした。 MotoGPクラス優勝はV.ロッシ(ヤマハ)、2位L.カピロッシ(ドゥカティ)、3位N.ヘイデン(ホンダ)と、各メーカのエースが上位を占めました。 スタートでは中野(カワサキ)が好スタートで3位につけていましたがその後はずるずる後退。最終的には11位でフィニッシュ。やはり高速サーキットではカワサキは不利か。決勝では新開発の16インチのリアタイヤを使ったようです。確かにコーナーリングスピードは速そうだったので今後の熟成に期待か。 しばらくはロッシとジベルナウ(ドゥカティ)が3位以下を引き離していたが、後半カピロッシやヘイデン、ペドロサ、メランドリ、ストーナーのホンダ勢が追いつき、抜きつ抜かれつのバトルを展開。ストーナーが激しく転倒しリタイアすると、ジベルナウはブーツがずれて後退。メランドリもコースアウトしジベルナウにも交わされる。どのマシンもタイヤがずるずる滑ってます。 最終ラップでロッシがスパートし0.5秒差をつけてゴール!やっぱりロッシは強かった。特にタイヤは他のミシュラン勢より1ランク柔らかいタイヤを使っていたので、後半は相当きつかったはず。それでも最終ラップできっちりと引き離すあたりはさすがチャンピオン。 玉田はハードタイヤのチョイスが裏目に出て9位に終わった。得意なコースだったのに残念。 250ccクラスの優勝は久々のロレンソ(アプリリア)、2位はまたまたデ・アンジェリス(アプリリア)、3位ドヴィヅィオーゾ(ホンダ)。高橋(ホンダ)は惜しくも4位。青山周平(ホンダ)は9位。青山博一(KTM)は第1コーナーで痛恨の接触転倒でリタイア。 大混戦の250ccは激しく順位が入れ替わり、所々接触も。それにしてもアプリリアの直線の速さは驚異的。ホンダ勢はブレーキングで差を詰めては直線で引き離されると言う苦しい展開。今回の3位4位は大健闘と言えるでしょう。この状況をホンダはどうするのか? 125ccクラスもやっぱり大混戦。優勝はパシーニ(アプリリア)、2位はバウティスタ(アプリリア)、3位はペセック(デルビ)。小山(マラグーティ)はなんとか15位でポイントゲット。やっぱりアプリリアのトップスピードは速い。小山の我慢のレースは続きそう・・・。 今回の注目点 1.マシントラブルがなければロッシはやっぱりすごかった。 2.ミシュランとブリヂストンの差はほとんどない。 3.ブリヂストンの16インチタイヤは主流となるのか? おまけ.ヤマハの長谷川会長もロッシに脱帽。 最後に・・・ マン島TT予選にて他車と接触クラッシュし亡くなられた前田淳選手のご冥福を心よりお祈り致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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