カテゴリ:Opinion
ディープインパクト残念でしたねえ。
敗因はいろんな新聞やTVで散々言われていますが、自分的にまとめてみると 1.斤量の影響 2.馬場の影響 3.レース間隔 この3つが大きかったのじゃないかと思います。 馬体はきっちり仕上がっていたと思います。相変わらず非常にバランスが良く、ピカピカの馬体でした。 まず、1の斤量の影響ですが、3歳馬が55キロ、4歳以上は59.5キロです。 斤量1キロで2馬身くらいのハンデになると聞いたことがあります。ということは、3歳馬は約7馬身有利と言うことになります。これが3歳馬有利と言われる所以です。 それとディープにとって59.5キロを背負うのは初体験。今までは最高でも58キロしか背負ったことがありません。しかもディープの馬体は440キロ台と小柄なほう。(最近は500キロを超える大型馬も多い。中距離で活躍している馬は480キロ前後が多いかな?) この斤量がレースに影響したかもしれません。 2つ目の馬場の影響。ロンシャン競馬場の芝はかなり深いみたいです。深いとクッションが効きそうですが、その分力が必要です。陸上競技場のゴムでコーティングしたトラックはとっても走りやすいですが、ふかふかのマットの上は走りにくいでしょ?(かなり極端な例えですが・・・) これが思ったよりスタミナを消耗したのかもしれません。 よく日本の競馬場の馬場は、堅いと言われますが、タイムが出やすいように改良されているからです。いわゆる陸上競技場のトラックですね。 ロンシャンの馬場は飛びの綺麗な馬には合わないのかも。 3つ目がレース間隔。6月終わりの宝塚記念以来の3ヶ月ぶりの競馬だったので馬の勘が鈍っていたのかも。競馬では休み明けは結構負けちゃうものです。今まではステップレースがあったので、休み明け初戦は結構楽なメンバー(それでも一流馬ですが)が相手でした。しかし、今回はいきなり超一流馬との対戦だったので、もし一叩きしておけば結果は違ったかも。 ただ、今回勝ったレイルリンクは斤量の差があるとはいえ素晴らしい競馬をしたと思います。ぴたっとディープインパクトをマークしてきっちり交わしました。やっぱりマークしているほうがマークされているほうよりも有利ですね。メジロマックイーンとライスシャワーの天皇賞を思い出しました。そういえばメジロマックイーンの調教師も池江調教師だった。 2着に来たプライドという牝馬も58キロ背負っているにもかかわらずすごい脚でした。 結局3着に敗れたとはいえ、正攻法であれだけの競馬をしたのは賞賛に値すると思います。海外でも評価されるのでは。なんといっても欧州最強馬のハリケーンランやシロッコに勝ったのですから。もしかしたら世界のレイティングでトップになっちゃうかも。 それにしてもやっぱり最後にいつもの伸びがなかったので、何かが違ったんでしょうね。ディープが関係者の様子を察知して気負っていたかも。利口な馬は周りの雰囲気がわかりますから。 とりあえずジャパンカップでリベンジして、また海外へ挑戦して欲しいですね。 (今後のレースは未定ですが・・・) おまけ: 朝のニュースで武豊騎手が「世界にはもっと強い馬がいたんだなあ」というコメントを紹介していましたが、ネットでは「もう一段上のギアに入らなかった。いつものように伸びて負けたのなら「世界にはもっと強い馬がいたんだなあ」と納得できるのだが・・・」との記事が。 全然意味違うじゃん・・・。 ニュースを鵜呑みにしてはいけないと再認識しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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