テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:本・映画・音楽
Part II も観てきました。
「三国志」の赤壁の戦いのエピソードを周瑜の視点で描いたもの、という感じでしょうか。「三国志演義を完全映像化!」とかいうのはちょっと語弊ありそう・・孫権や劉備の陰の薄いこと薄いこと。あくまでもメインは周瑜です。でも、きっと監督のお気に入りキャラは趙雲かと・・・戦いっぷりが飛び抜けて華麗すぎる。 今回のベストキャスティングは金城武の孔明じゃないかと思います。金城武本人の穏やかそうだけども、つかみどころのない感じがそのまま孔明の魅力になっています。金城孔明で三顧の礼も見てみたいかも。 周瑜は知謀より人望の厚さを強調したキャラクターだったので、あの人好きのするトニー・レオンにはこれもまたぴったりでした。周瑜も孔明もキャスティングは二転三転したようですが、いいところに収まったんじゃないでしょうか。 小喬を演じたリン・チーリンはうっとりするほどの美しさですが、声だけが残念と思うのは私だけ?小学生のような声&舌足らずの発音・・・がどうしても可愛いとは思えず彼女のルックスにも合ってないと思うんですが。天は二物を与えず、でしょうか。 赤壁の戦いの中で一番好きな場面が、孔明の10万本の矢調達作戦。映像になるとやはり痛快です。孔明たちが乗った船のワラの積み方がちょっと少なすぎて危険でしたが(笑)。 あと、曹操が単なる悪人に描かれていないこと(どちらかというとカリスマ・ワンマン社長のイメージ?)、孔明が風向きを変えたのではなく「読んだ」ことになっていることは、とても気に入りました。 戦争映画のわりには琴、投壺、詩、茶などがさりげなく入っているのもいいです。 逆にあり得ないのが、尚香のスパイ大作戦。しかも、あやうく少林サッカーになるところ?でした。呉の姫君役に姫顔でないヴィッキー・チャオがキャスティングされてなぜ?と思っていたのですが、全ては Part IIのためだったのかと納得。 それと、周瑜の団子がどんどん増えていくシーン。あれは一体なんなのか、ご存じの方は教えていただきたいです。団子はどこまで増えるのか、周瑜は大事な戦を前にノドにつまらせたり胃がもたれたりしないのか。 まあ、あり得ないことは他にもいろいろあって、それらも含めて面白かったのだから、いいのかな。 ↓音楽もとても良かったです。日本人の作曲家だったのですね。 レッドクリフ Part1 オリジナル・サウンドトラック 久遠の河 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.15 19:48:22
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