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2014.11.09
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カテゴリ:本・映画・音楽
原作をずっと前に読んでいましたが、映画化されてまず人物のビジュアルの完成度に驚き、実際に見てアクションに驚き。本当にアレを実写でやったんだ…と。
日本の漫画やアニメを実写化して感心したものなんて、これまであまりなかったです。特にアクションものは危険。
最近では「テルマエロマエ」が最高に良かったけど、あれはコメディだから多少痛いところも笑いに変えられる。
でも、「るろうに剣心」は実写の難しさを見事にクリアしてました。

「るろうに剣心」の原作は今考えても、(まあジャンプ漫画なので天下一武道会的なお約束展開はあったものの)舞台設定や人物の生き様などは幕末漫画ブームを起こすほど魅力的だったんじゃないかと。
映画レビューを見ているとストーリーが薄いという声もあるけれど、原作を考えたら十分じゃないでしょうか。もともとヒューマンや歴史ものとして映画用に練られたオリジナル企画じゃなし、しょせん少年漫画です。
それでも、さすが大友監督、大人が楽しめるドラマにきちんとなっています。

不殺の誓いを立てた伝説の人斬りの、陰にも陽にも揺れる不安定さと、一見ウザいくらい足手まといだけれど、彼を必死で陽の世界につなぎとめようとするヒロイン…というのはよく描けていると思います。
剣心が薫を守っているようで、精神的には彼はかなり彼女に縋り付いているように見えますので…

佐藤健は、ルックスもあの身体能力も剣心役のために出てきたような俳優ですね。でもって、心に闇をひっそり抱える複雑な役を、繊細に演じていました。
「龍馬伝」も良かったけれど、さらに成長している感じで良かった。
殺陣も、1作目より2・3作目はさらにキレキレでした。



あとアレですね、主題歌。ONE OK ROCK。
初めて聴いたとき、ふつうに洋楽だと思っておりまして…途中で日本語ぽく聞こえたような気がしたけど、空耳と思って気にしてなかったら、日本のバンドだった(笑)。
ヴォーカルの彼はすっごいです。歌がうまい。声も珍しい、魅力的な声。
と思ったらあの森(元)夫妻の長男だとか。
声はややお父さん似で、顔はお母さん似だなあ。でも、声は、お父さんよりもかなり潤いのある声ですね。特に1作目の主題歌のイントロはしびれます。





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最終更新日  2014.11.10 22:05:37
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