ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

　実にもっともらしい事をほざいて他を非難する輩がいる。ある日、突然に仲間の和を去っていくのが御約束だ。そのくせ、誰も追ってきてくれないと、恥ずかしげもなく、その集団にヒョコヒョコと顔を出したりもする。技巧派であり、理屈も達者なのだが、実践的な経験は口ほどではない。サバケタ雰囲気を漂わせている割には、上下関係にはウルサイ。でも、心と心のキャッチボールは出来ない。ギャラリーのレベルが自分よりも上だと思うと萎縮するが、逆に下だと判断すると途端に舞い上がり無茶をする。
　仕事絡み等の陸上で遭遇する分には、『長生きするよ、おたく…。』ってなもんで鼻にもかからないが、海を漕ぐ際には絶対に同行したくはないタイプである。なぜなら、己が先導し、招いた危機的状況を、キチンと受け止める事ができないし、最悪の事態が起こっても、自己責任の四文字で自らの責任を放棄してしまうからだ。まったく、話にならない…。