ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

　日頃の海上家妻保険を使って久々の海漕ぎを堪能した日曜日。強風は強風なりに愉しめた。しかし、月・火と年度末へ向けての諸事が、一気に繁忙状態となった。些細な事に一喜一憂しつつも、全力全開で生業にあたり、週半ばの休日を迎えた。正直、ユックリと過ごしたい気持ちもあったのだが、ヨクヨク考えてみると、もはや今月の朝練は本日を逃すと実施不可能に近かった。これはマズイ！何が何でも、今日、漕いでおかねば！ガキやら爺婆やらの頼まれ事をヤッツケ、舟を出すチンピラ親父であった。

　ゆっくり時刻からの出艇は、やはり『20km漕ぎは無理かなぁ…。』の弱気から始まる。しかし、5kmも漕ぎ下ると、ピッチもマジMode。いつしか『行くしかないでしょうぉー！』と強気の漕ぎに変わってしまうのである。だがしかし、今回は、この強気が災いしてしまった。今までで一番普通の状態だった中川、潮が上がって逆流する事も無く、風が強く吹き付けることもなかった。しかし、この好条件でペースが上がってしまって、後半、特にラスト5kmの遡上は、かなりキツイものとなったのだ。まぁしかし、これもまた良い経験になった。一つ一つ、色々な状態の自分を感じ、本番に生かしていければと思っている。

　ヘトヘトで漕ぎ終え、着替えて車に寝転ぶ。まさに至福の時である。ほんの10分程度、ぼわぁ～ん！と、まどろむ。車の中に入り込む風は、間違い無く春のものだった。