ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

【13海里Blend】　…　『13海里漕いでも飲む価値のあるBlend珈琲』味や香りは好みがあるが、ここのBlendには、マスターの粋が詰っていたりする。ダンディな”漢の話”が付いてきたりする。時にスマートに、時に無骨に、絶妙の間合で…。もはや、好みが分かれるというレベルでは無いと思うのは、私の思い違いか…？

　ともかく、2名の親父達が名乗りをあげ、13海里を漕ぐ事となった。たった１杯のBlend珈琲を飲むために。前夜半より出艇場所に集結し、軽く飲酒の後、就寝。快晴の中、イソイソと漕ぎ出した。パターンは、『４km漕いで、上陸休憩。』の繰り返し、太公望諸氏の竿をかわしつつ遡上、結果、極上のBlend珈琲にありつく事ができた。復路は、向い風に玩ばれながらも、グイ！グイ！と漕ぎ下り、日が傾きかけた頃、出艇場所に無事到着した。連休前半に、そこそこの充実感を伴った漕行が実現し、参会御両名も満足気であったので、言い出しっぺとしては安堵した。

　我武者羅に漕ぐ事も、それはそれで愉しいものだが、仲間と一つの目的を達成させるために漕ぐ事も、なかなか愉しいものだと実感した。これはこれで、結構、脳内麻薬が放出されるようである。同行の御両名、そしてマスターに感謝至極であった。