この前の日曜日。ドブ川でも沢山の太公望諸兄が、自慢の竿を並べていらっしゃった。当方としては、当然川の真ん中を漕いでいるのだが、さほど川幅がある訳でもないので、釣師の方々の前では、漕ぐ手を止めたり、静々と片方のみを漕いだりと、『いつもより気を使って漕いでまぁ~すぅ~♪』的行動をとりつつ漕いだりしているのだ。
実は、その漕ぎ手を止めた時に、風向きの関係で、とある太公望諸氏の会話の一部が聞こえた。その内容は概ね「…。だからなぁ、同じボートつってもよぉ。電動の小さなモーター式のがあるんだ。ありゃよぉ、静かだからなぁ…。…。」って感じのものだった。
ふと思った。太公望諸氏、意外に自分の耳に入る音に反応してるのかぁ?そりゃ少々違うんぢゃねぇ~のぉ~?水上で音もなく進む電動モーターは、水中ぢゃウィ~ンウィ~ンって音を出しているんだぜぃ。俺等がPaddleでバシャ!バシャ!やっても、浮き下から十数メートルも離れているんだから、電動モーターと大差無いと思うんだが…。
しかし釣もまたメンタルな部分をもったスポーツである。心情的には十分理解できる。今後は、極力、漕ぎ音を立てないような配慮をしようと思った。何せ、自分も、マジ漕ぎでヒィ!ヒィ!いって漕いでいる時に、浮き草1本デッキに乗っただけで、スッゲェー!重たく感じる時があるんだから…。(笑)