ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

　生業の月末処理にケリをつけ、相いも変わらず理不尽な思いと共に帰宅。『けっ！やってられねぇぜっ！』溜息と共に吐き捨て、玄関の扉を開けた。世知辛い世風で毛羽立った気持ちを、週末モードに切替えるため、少々の飲酒をし、一家団欒の夕食を済ませた。風呂上りに、海上家妻保険絡みの接待をすべく、近くのコンビニへ買出しに行く。すかさず「ついでに、コレも！」と高校GALからコピーの依頼が飛び込んだ。生業では奥歯に力が入りっぱなしの笑顔で1週間を乗り切り、家では時に高校GALのパシリとなる。それでもチンピラ親父は、週末朝練でドブ川が漕げれば幸いなのだ。昼間の暑さが嘘のような夜風にあたり、虫の音をBGMにコンビニを往復しながら、ふと、三浦方面の海に思いを馳せる。一気に毛羽立った気持ちが、落ち着きを取り戻す。

　明けて本日。今週は意外に疲れていたのか、起床は6時。外を見れば、小雨が降っている。webにてドブ川の水位、潮回り、天候を確認する。先週よりは水位も上がり、はるかに漕ぎやすそうだ。雨も午後に向けて止む予報。気がかりは風速3m/sの風予報だ。都市部にある川の場合この数字は曲者で、場合によっては、Paddleがとられるくらいに吹かれてしまう事がある。しかし、今日は雨。まずは大丈夫であろうとの予測で、朝食を済ませ、いつもの”紅の運河”へ向かった。案の定、風は大した事無く一安心。少々肌寒いが、今日からタイム計測そ行なうので、このくらいが良い。楚々と準備をし漕ぎ出した。

　横浜運河Raceへ向けてのタイム取り第1回目。距離はザックリ14.1kmだ。時間帯的に、潮回りは”引き”で、通常の流下をしている状態。吉川橋までウォームアップ漕ぎをし、スタート！7.07km下流の共和橋回航時で42分が経過、結構イイ感触で漕いでいるのだが、今一つスピードが乗らない。『まぁ。第1回目としては、こんなモンかぁ。』ともかく気持ちを途切れさせない様に折り返し漕ぐ。後半のバテも、以前に比べて少なくなった感じで漕ぎあがった。ラスト500m、毎度の如く『ひぃ！ひぃ！』しつつゴール！タイムは1時間42分22秒549。久々の計測にしては、こんなもんだろう。ここから、少しずつ縮めていくのだ。

　クールダウンしつつ漕ぎあがり、更には、いつも渡っている橋まで漕ぎ上がった。毎日職場へ向うために渡っている橋を、今日はくぐってみたのだ。今日は雨だったが、釣師も少なく、漕ぎに集中できた。『雨天上等ぉ！』な朝練となった。明日は中学GALの定期演奏会だ。朝練は難しいかもしれない…。