ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

　波乗りへ先走る気持ちをググッ！と押さえ、今週もドブ川漕ぎだ。しかし、今週のドブ川は、いつになく賑やかだった♪先週の面々に加え、昨年より何かと御一緒頂いているベテランDt氏、更には通りすがりの、NET関係業の方まで。如月初旬の岸辺が、春の賑わいとなった。

　波乗り”ひよこ倶楽部”のチンピラ親父としては、先週の爆弾低気圧がもたらしたBig-Waveを遣り過し、今週末こそはユルユル波で練習をと狙っていたのだが、ポンコツD社製”なんちゃってワゴン７”の修理のため、泪を飲んだ。『波がダメなら前漕ぎぃ～♪』チンピラ親父の週末は、舟に乗らない訳にはいかないのである？！（苦笑）イソイソと”親父漕ぎbbs”へ宣言をし、迎えた週末。気がつけば、先週と同じ面々、R氏とD氏より御一緒頂けるとのレスを頂戴していた。『おぉぅ！これは嬉しい♪』と、今一度よく読めば、なんと！そのレスの中に、ベテランDt氏も居るではないか。なかなか週末に御一緒できる事が少ないので、嬉しさ倍増であった。

　先週のような薄氷こそ無いものの、キィーーン！とした空気が立ち込める極寒！紅の運河岸。７時前に土手を下ると、今日もD氏が先着にて準備中であった。「どぉ～もぉ～♪」「おはようぉ～っすぅ～♪」いつもの御挨拶。各々、自分の段取りで身支度をし、出艇する。同じ場所から漕ぎ出すにしても、自分の間合を大切にするから、一緒に漕ぎ出す時もあれば、別々に漕ぎ出す時もあるのだ。今日も先週同様、D氏が先行する形でスタートとなった。

　今日の目標は20km漕ぎ。丁度、ハナ公園のワンド最下流点で回航すると、それくらいになる。先週と同じ様に『はじめ、チョロチョロォ～♪』ってな感じで漕ぎ下った。5km程下って、ハナ公園から遡上してきたR氏とRendezvousしているD氏に追いついた。3艇でハナ公園を目指す。日が出てこないので寒い！屈託のない、いつもの会話で笑いながら漕ぎ、寒さを跳ね除けた。…はずが、R氏の様子が、おかしい。今一つ体調が優れない様だ。

　ハナ公園へ戻ると釣竿が乱立。ワンドの隅っこにある護岸から上がる事にした。体調不良のR氏の上陸を手伝い、共に一服してからハナ公園を後にする。すっかり冷えた体を温めるために100mDASH！漕ぎをし、『ほっ！』としてたら、前方にベテランDt氏を確認。「いやぁ～！どうもぉ～♪」「お先でしたぁ～♪」笑顔、笑顔で御挨拶である。D氏とチンピラ親父は、本日2度目のRendezvousを愉しみつつ、3艇で紅の運河を目指し遡上した。途中、帰りがけのR氏がヒョッコリ土手から現れ、手を振りつつ画像を撮っておられたり、D氏が「ちょっと、小さな用事がありますので、お先にどうぞ。」と離脱したりで、最後の最後まで皆、それぞれの間合でドブ川を漕ぎきった。

　紅の運河発着点に戻ると、いつもの鯉釣師匠が、いつもの様に出迎えてくれた。「今日はユックリだったね。お帰り！」聞けば、先週の80cm級鯉は釣れず終い。今日も、アタリは2度ほどあるものの、釣れてはいないとの事だった。「潮回りが悪いからねぇ。」と言いつつ竿の方へ戻っていく。実にシブイ親父である。（笑）激寒の中、撤収しているとベテランDt氏より、coffeeを差し入れて頂いた。漕いでいる時は然程でもなかったが、一口飲み込むと、いかに体が冷えていたかを実感。マジ漕ぎ朝練では必要性を感じなかったものの、Fan-Paddlingに温かい飲み物は必須と痛感した。

　余韻に浸りつつ談笑し、三々五々帰路につく。ベテランDt氏が帰り『さて我々も…。』といったところに、対岸から舟をRoof-Topした我等を見つけた方が、わざわざ回りこんできて頂いた。NET関連業の方との事だったが、川沿いに住んでおられ、以前ファルト（折りたたみ式カヤック）を漕いでいたとか。暫し談笑した後、一同散会となった。帰宅後、風呂桶洗い等の任務を済ませ、本日メインの諸用である”車の修理”に向ったところ、部品が届いておらず、また後日となってしまった。『マジかよぉー？！早く言ってくれれば、波乗りに行けたのにぃ～！（涙）』でもまぁ。何だか今日のドブ川は、まるで三浦界隈の海漕ぎの如くに、色々な方々と出会えたので、これはこれで良かったなぁ…。まさしく、Fan-Paddling！な日だった。