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ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

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2008.04.05
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カテゴリ:Surf-Kayak
 例年に無く無茶苦茶な年度替りの生業を、webの波予報『週末は辛うじて遊べる程度の小波が…。』を心の柱に遣り過した。サービスの休日勤務、傍若無人な本社からの人事処理に笑顔で対応、締め括りは金曜夜の歓迎会で、残務処理を終え駆けつけ、会費を徴収されるも自席無し…。若手幹事の「すみません。無くなっちゃいましたぁ…。」へ笑顔で対応。『参ったねぇ…。何で仕事して来て、金払って、ヘラヘラしながら、他人の残り物を食わなきゃならないんだぁ?』この小さな事業所というPandora-BOXには、希望という光は無さそうだなぁ…。(苦笑)
 …と、まぁ。そんなこんなで、心も体もバテバテ状態で帰宅した。webで再度波情報を確認、予報に大きな変化は無い。『うっし!行くしかないでしょぉー!』愚妻に事の次第を告げ、舟を積んで走り出すMIDNIGHT-Express!こうなりゃユルユル波でなくとも、太平洋にグルグル巻きで遊んでもらえたら上等ぉ!ともかく潮気を補給せねば!
 現着は深夜1時半。海岸入り口の交差点にあるコンビニで、オヤジの"ほろ酔いSet"を購入した。浜の駐車場に滑り込みエンジンを切ると、何とも言えない静けさだ。フロントグラス越しの波と波音を、あたかもヒーリングVTRを見るかのごとく眺めつつ遅い晩酌。ようやく自分を取り戻した感に包まれ、酔いが回ってくる。購入した酒を残しつつ爆睡のチンピラ親父だった。
 翌朝、太平洋から上がってくる太陽を拝み、気持ちよく目覚める。一瞬、仕事やら生活やらを一新して、波乗り中心の生活に転身してしまう方々の気持ちが解る気がした。ふと気がつくと、いつものMemberが集合。これまた、いつもの屈託の無い笑顔と声だ。「先週は結構キツかったねぇ!」「おっ!これが噂の舟ですねぇ?!」「今日の波はどぉ?」等々…。トドメは「Beach-breakはDAMPER傾向が強いんですよねぇ。まぁ逆を言えば、Beach-breakで慣れておくと、Leaf-breakでは楽勝ですからぁ♪」なんて言いつつフィンの調整、とても親父達とは思えない雰囲気も漂わせつつ、各々身支度を整え、いざ!出撃なのである。

 チンピラ親父の波乗り出撃も、7度目を数える。特に今回は間が空いてしまったので、波サイズが小さいとは言え一抹の不安が過ぎる。しかし、そんな不安も漕ぎ出してしまえば、何処吹く風である。『よく来たなぁー!』と言わんばかりの太平洋の波を頭から被りつつ沖出し、やっぱ海は気持ちがイイ!頃合良くやってきた波に乗ろうとDASH!『よしっ!乗った!』…と、思った次の瞬間、一気に波が倒れ込んできた。『どひゃっ?!』とっさに波側に身を預け、辛うじて凌いだ。『ん~。これがDAMPERかぁ?』その後は、縦横斜め、前転、後転とフルコース。DAMPER波を存分に味わった。サイズが小さいのが唯一の救いだが、Powerは結構あったので、長年愛用してきた鼻栓が吹っ飛んでしまった。これでサイズが大きければ、間違い無く舟は壊れるだろうなぁ…。
 しかし、そんなDAMPER波でもタイミングさえ合えば、実に爽快に斜めって乗ることができるって事も判明した。今回も毎度御馴染のワンモーションだったが、崩れる前に脱出し、納得の行く1本を乗ることができた。まぐれの類だろうと、乗れることがあるって事は、スキルを磨けばDAMPERでも充分愉しめるって事だ。きっと波予報の『遊べるサイズ…。』ってのを聞いて、ワクワク出来るようになれば、そんな日も遠くはないはずだ。焦らず、着実にスキルアップを目指そう。

 帰路、充実感と共に今回の出撃を省みた。地獄行きのDAMPER波へ果敢にAttackする面々。あたかもTOP-GUNと呼ばれるパイロットであるかのようだ。しかし、チンピラ親父が自らを回想すると、どうしても"オヤジの最終処分場"というイメージが浮かんでならない。もう少し、波の上でジタバタ出きるように頑張ろうと思った。大笑い御一緒頂いた皆様に、感謝しつつ。





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最終更新日  2008.04.06 19:57:27
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