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2008.10.05
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カテゴリ:Surf-Kayak
 波乗り舟に乗り始めて10ヶ月。ターンも満足に出来ない状況で、大会に参加した。第10回を数えるOcean Free Styleの大会である。当初、川で行なわれるRodeo競技の海版的要素が強かったらしいが、ここ数年はSurf-Kayakの盛り上がりが顕著なのだそうだ。そんな訳で、私のようなド・ビギナーにも門戸を開いてくれており、アットホーム雰囲気と相まって、実に得るものが多い大会だった。

 競技形式は、Surf-Kayakの場合、7分間の間に出来る限り長く、そして多くの波に乗ること。その中から、最良の2本をPickUpして勝敗を決めるというものだ。対戦は2~3名ずつの組に分かれての、敗者復活戦付き勝ち抜き戦。1回戦で玉砕!敗者復活戦でも更に玉砕!当然と言えば当然の結果であった。しかし、今までに無い、自分としては、この10ヶ月で最大級の『胸Size』の怒DAMPER波と対峙し、木端微塵に巻かれつつも、全力で沖出しをしたりして、たった2度の試合で、ヘロヘロになった。そして、ほんの少しだけ、今まで完全逃げ腰だった『胸Size』の波に対し、『今度、また挑戦してみようかな。』という気が、沸々と湧き出してきている。

 時間制限をもって波に乗ると言う事が、いかに動揺を呼ぶか痛感した。競技開始のAIR-HORNを聞いた瞬間から『波に乗らなきゃ…。』と言う言葉が呪文のように頭の中を駆け回り、気がつけば波に巻かれを繰り返し、ヘロヘロになりつつROLLを連発した。結局、焦って、焦って、納得の1本も無く競技終了。でも不思議と悔いは無かった。ともかく、今持てる全力で波と戯れる事が出来たと言う事なのだと、手前勝手に解釈している。

 波乗りは愉しい。遅咲きの私は、競技会的なものには興味が無かった。しかし、仲間内から「出るだけでも、十分得るものがありますよ。」と後押しされ参戦してみると、もう15歳若ければ完全にハマってしまっただろうと実感する事となった。
 まぁ何にせよ、この大会は有り難い。私のような、ターンも覚束無いオヤジを、笑顔で受け入れてくれ、更には、参加費用以上の豪華賞品が、大会最後の”くじ引き”で当るときたら、もうはや言う事は何も無い。

 波乗りは究極の”遊び”だと思う。だから、今回の様な、無茶苦茶愉しい大会があって嬉しいし、反対に、BOARD-Surferの方々に倣ったキッチリ・ジャッジの大会があってもイイと思う次第。もっとも普段、”制限無し波乗り”に慣れたオヤジには、制限時間の設定という事だけでも、結構なプレッシャーだったようだが…。(苦笑)

 そんなこんなの状況も、終わって省みれば、次回の課題や目標がチラホラしてくる。ほんの少しだが、腰~腹Sizeよりもチョビット大きめの波に挑戦したくもなってくる。実に不思議な体験だった。実に有意義な体験だった。週末Surfを愉しむための”枝葉”として、大会の参加は「アリ!」なんだと痛感した。さてさて、既に今週末の海況が気になって仕方がない。体育の日に掛かる3連休。いつもの早朝、一撃離脱パターンで充分!出撃を目論んでいる。(笑)
 これまで、御指導・御厚情を頂いた皆様。当日、サポートをして頂いた皆様。本当に、ありがとうございました。また、今大会を運営された皆様にも、心より御礼申し上げますと共に、今後、益々の盛況を祈念致します。





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最終更新日  2008.10.07 23:03:19
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