ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

　波乗り出撃のつもりで昨夜は早々に寝床に入ったのだが、どうした事か目覚めたのが５時半？！土曜日の出撃は、明け方に出発できないと時間的なロスが多い。よって潔く波乗りを諦めた。しかし、波乗りに出かけるには遅くとも、御近所のドブ川で前漕ぎ朝練をするには、充分な時間である。転んでも只では起きない！っつぅーのが、チンピラ親父の信条であるからして、ここは当然の如くにドブ川へGO！なのである。（苦笑）

　かなり久しぶりな前漕ぎ朝練。昨年は、こればっか！で年間トータル６００kmを漕いだのだが、波乗りと出会ってからはサッパリ！の今年であった。『沈すっかなぁ…？』ほんの僅か、1次安定性に欠ける愛艇Inukを前に、一瞬、手製の座布団を敷かずに漕ごうかとの思いが過ぎった。しかし次の瞬間『何弱気になってんだぁ？自分！』と己のChicken-Heartを一喝し、今まで通り背中と尻に2cmのウレタン座布団を敷いて漕ぎ出す。すると、案ずるより生むが易し！で、これといった不安要素も無く以前と変わらぬ感覚でパドリングする事ができた。（安堵♪）

　振り返ると、春先以来の前漕ぎになるようで、半年以上のブランクがあったのだ。しかし、本日のドブ川漕ぎは、相変わらずの水質と時節柄インフルエンザ感染の恐怖という２大閉口事項が付帯したにも拘わらず、自分の中で舟を漕ぐ事の愉しさを、改めて喚起させてくれるものとなった。昨年までは、自己目標クリアを目指した前漕ぎ練習であったのが、今日は朝練といっても、舟を漕ぐ事をじっくり愉しむ前漕ぎであったのだ。時間を気にする事無く、ひたすら舟を漕ぐ事を楽しめた。『これはこれで、充分アリ！なんだなぁ…。』とシミジミ感じた。

　年が明けると、恒例、松戸のRaceである。今年はInukでエントリーさせて頂いた。ちょっと前までは、マジで松戸のRace後にInukを手放そうかと思っていたが、今日のドブ川漕ぎで、それは間違いである気がついた。波乗りも愉しいが、前漕ぎも実に愉しいものなのだ！とりあえず、年明けの玉砕を目指し、前漕ぎ朝錬もやっていこうと思った師走の朝であった。