週半ばの予報では『腰~腹』Sizeの波。例によって金曜MALEの指令は「土曜8時:波道場」だった。先週は久々のドブ川漕ぎだったので、『今週こそは!』と二つ返事を返し、早々に寝床へもぐりこんだ。
明けて本日、少々早目の7時ちょぃ過ぎに現着。目の前に広がる波道場には、ベルリンの壁崩壊を思わせる怒DAMPERが炸裂していた。波Sizeは胸・肩~『マジかよぉ?…。』コンビニの握飯をパクつきながら暫し波見、Sizeが落ちる気配は無い。辺りでは板Surferさん達が訪れては、車を降りる事無く去って行く。そんな中、2名の勇敢な板Surferさんが入水した。苦労しつつも、何とかgetting-outに成功、しかし沖でも乗り辛そうだ。
握飯を食べ終えたので、週末Local諸兄様方へ現況MALEを打ち、防波堤のある隣りの浜を斥候しに向かった。だが、こちらも状況は芳しくない。Sizeこそ防波堤で小さくなってはいるものの、その防波堤に当ったウネリが回り込み、左右から波が入ってグチャグチャな状況だ。もともと、そういう傾向の場所ではあるが、入るのを躊躇すつレベル。実際、板Surferさん達も一人として入っていない。『どこも一緒かぁ…。』再び波道場に戻ると、天狼☆氏が波見中だった。「どうですかぁ?隣りの浜はぁ。」「Sizeは小振りですが、グチャグチャでしたぁ。」「ぢゃぁ、隊長を待ちますかぁ。」と話すうちに隊長が来た。3人で更に波見続行…。その間、新たに勇敢な2名の板Surferさん方が入水。最初に入った2名は随分南に流されて、浜に上がって戻ってきた。よくよく見れば、岸際の辺りは川のように南へカレントができている。結局8時半まで様子を見たが、特に海況に変化は無い。いつもの通り、隊長の「ぢゃ、ココに入りますか。」の一言で出撃となった、本日の艦隊、ヘルメット3也。
午前9時ちょぃ過ぎ、怒DAMPERの波道場へ入水。さすがに間近で見ると、ベルリンの壁崩壊は迫力がある。間合を計って沖出しをするが、本日のDAMPER-GATEは開いている時間が短い。まるで『さぁ~!いらっしゃい…。なぁ~んちゃって!ダメェー!』と玩ばれている感じだ。それでも『根性ぉ、根性ぉ…。』と呪文のように呟きながらPaddleを振る。
DAMPER-GATEは、ベルリンの壁を4~5枚くらい遣り過さないと開かない。『よし!今だ。』それでも運が悪ければ、通過直前に、一気に閉まったりもする。『うひゃ?!マジ?』突如現れる追加?の壁。即座に舟の向きを変えるが間に合わず、崩壊した壁に舟のスタンが喰われる。バウは跳ね上がり、岸に向かって蹴飛ばされたように押されていく。辛うじてバランスを取るが、これで振り出しに戻るという訳だ。そんなこんなを3度繰り返し、30分かけて、ようやく沖へ出られた。
【 3人が…、 】
Dandy-H隊長
【 沖で会ったのは…、 】
天狼☆氏
【 この時、一度きり…。 】
チンピラ親父^^;
激感謝!画像提供:斬り込み隊長Dandy-H氏
沖に出て、よくよく周囲を見れば、かなり南に流されていた。隊長や、天狼☆氏は既に待機中だ。とりあえず諸兄様方の所へ漕ぎ寄り一呼吸つく。「いやぁ、凄いねぇ。」流石の隊長達も厳しかったようだ。
さて、いよいよOUTで波乗りの開始である。勇敢な板Surferさんも1人、2人いらっしゃる。場所と波を見ながら、待機場所を探す。ちょっと北よりの所で、波が立っているのが見えた。浜の駐車場にあるトイレが目印の、通称:便所前Pointだ。以前、OUTの波乗りを愉しんだ際に、ちょびっとイイ思い出があった。『うっし!行ってみっか!』
Pointにつくと、入ってくるウネリが結構デカイ事を実感した。視覚的には5m級だが、実際は1.8m~2mといった感じか。『こりゃ3つ、4つ見送らないと、OUTでもDAMPER傾向だなぁ…。』そう思い、大き目のウネリを3つほど見送り振り向いた時、反り立つ4つ目のうウネリが意外に近くまで迫っていた。『ありゃりゃ?!こりゃ怒DAMPERっぽいぞぉ…。』波に乗るには助走が足りないし、かといって、反対に乗り越えられそうにもない。しかし、このままでは絶対マズイ!とりあえず、ダメモトで波に向かって漕いだ。舟が波頭付近まで、ぐぐぐぅーっと持ち上げられた。『越えられるかぁ?!』と次の瞬間、波頭がカールし始めた。『うわっ?!駄目だ!越えられない!』しがみ付く思いで波側へ体ごと突っ込んだ。『抜けられるかぁ?!』一瞬、嫌ぁ~な浮遊感が体を包む。『駄目かぁ!』次の瞬間、グチュチュチュ!、ゴボボボッ!、グワァババババ!舟ごと海中でモミクチャにされたかと思ったら、舟を引っ張り回され、再度舟ごと海中へ。まさに外房洗濯機だ。前屈姿勢でグル!グル!グル!反対にスタンに背中を押し付けられてグル!グル!とフルコースのウォッシャブルを頂戴した。途中、何度か舟から飛び出しそうになったが、スプレースカートがガッチリ!とついていたので助かった。あのSizeの波で、あの沖で沈脱なんて、マジでゾッとする。この時ばかりは、毎回装着に手間取る程のキツさが心底有難かった。
どのくらい経ったのか、ようやくグルグル巻き状態から開放され、舟が浮かんだのが判った。Roll、1回目はPaddleの手応えが無くスカ。『ん?フェイスが飛んだかぁ?』もう一度、落ち着いて…。今度は、いつも通りの手応えでヒョッコリと起きた。『ふぅ~。凄かったぁ…。』と休む間も無く、横一列の力強いスープがドドォーン!と追い討ちをかける。辛うじてバランスを取ると、一気に岸まで直線番長ぉ!で戻された。
あまりの勢いだったので、そのまま浜へ上がり、舟から出ずに一息いれた。『どうすっかなぁ~。もう一回出るか。このまま上がるか…。』余力はあるのだが、なぁ~んとなく妙な予感がして、上がる事にした。何だかんだ言っても、今の自分には、ちょっと手におえない状況である事には、間違いないのだから。無理は、禁物である。
隊長達はINやOUTで波に乗っている。『ん~。DAMPER-Attackerの称号は伊達ぢゃないなぁ…。』特に天狼☆氏は、隊長が上がった後も、暫らくOUTで愉しんでいた。お見事!
DAMPER-Attacker。波に乗れなくても、DAMPERに挑む事で脳内麻薬が出るのだろう。何と無く、癖になりそうな感じだ。時間が経つにつれ、ニヤニヤと思い出し笑が出ているチンピラ親父であった。本日も、海神様に感謝したことは、言うまでも無い。海神様、ありがとうございました!また本日ご一緒頂きました、Dandy-H隊長、天狼さん、本当にありがとうございました。また次回、宜しく、ご指導方、お願いいたします。