ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

　いくらか猛暑が和らいだかと思えば、台風接近による湿った南風でジトジトの１週間。チンピラ親父は夏期休暇を取得中なのだが、愚かなスマイルを携えつつのフレックスなサービス勤務が続いた。さらに、予定していた平日Surfは台風接近でキャンセルとしたものの、結果的には決行で良かった感じ。『なんてこったぁ！』何が何だか意味不明な日々を過ごし、週末がやって来た。
　恒例、我等が斬り込み隊長Dandy-H氏からの金曜波MALEには、平日Surfがキャンセルとなった無念さ、及び修復作業が終わった旗艦Apollo９出撃の喜びからと思われる気合がビシビシと感じられた。折りしも潮回りは、この処の週末大潮から回りこんだ中潮。お盆の帰省リターン渋滞回避と大儀を掲げて、集合は午前５時となった。チンピラ親父は、ようやく終日休暇となった金曜日を家事任務に追われながらも、午後は飲酒と昼寝で休養＆睡眠時間を稼ぎ、未明の出発に備え、ON-Timeにて現着した。

　「波が無い…。」同時に現着した隊長と異口同音に発しながら海を眺める。板Surferさん方も、誰も入ってない。そこへ前日yarisa女史よりアナウンスがあった、海初陣RODEO-RiderのT崎氏が登場。一しきりの定番ご挨拶を交わし入水する事となった。本日の艦隊ヘルメット２＋１（※一応RODEO艇の材質・形状・運動形態が違うので分けてみました。）後に３＋１也。（※yarisa女史は、相変わらず寝過ごし遅刻だぁ。：笑）

【　旗艦復帰これぞ”男の勲章”　】


【　１週空きの旗艦出撃！　】


【　海初陣のRODEO-Rider　T崎氏　】


【　観光地引網は大盛況！　】

　先週までの大潮ドン引きとは違い、７時過ぎが上げ一杯という中潮なので、DAMPER気味のショアブレイクでも水深があり救われる。しかし割れ難い…。波を選びつつ、ようやく２、３ターンしながら波を乗り継いで、本日納得の１本にめぐり合った。腰から下Sizeってのは、巻かれて凶悪な印象は無いのだが、スピードの乗せ方が難しい。それに、気を抜いていると、たまぁ～に腹上SizeのDAMPERがやってくるので、痛い目を見ることになる。前述の水深に助けられながらも、用心深く、海の藻屑RIDE脱却を目指すチンピラ親父であった。
　一方、隊長以下、RODEO-RiderのT崎氏、遅れて入った寝暮女（ネボスケ）yarisa女史は、相変わらずAGGRESSIVEなCHARGEを繰り広げていた。特に、『水深アリ！』に光明を見出したかのような隊長のDAMPER-ATTACKは、小波と言えども容赦しない、いつもの奇人の如き？もとい！鬼人の如き悪食RIDEと化していた。そしてT崎氏もDAMPER-BREAKを利用した回転技等、初めての海とは思えない、迫力のRIDEだった。

　８時を回り、いよいよ波が割れなくなってきた。浜では観光地引網の準備も始まり、間も無く「地引網でぇーす！サーファーの方、海から上がってくださぁーい！」のアナウンスも出て来る頃だ。「そろそろ潮時ですね。」隊長と言葉を交わし上がった。
　撤収していると、何処からやって来るのか、開始時刻の９時目掛けて車が矢継ぎ早になだれ込んで来た。まさしく、あっという間に駐車場は満杯！それでも入りきれない車が、空きを求めて巡回する状況だ。当然地引網は大盛況！しかし漁師の兄ぃさんの「大人の方、指示に従ってくださぁーい！勝手に取らないで！子どもさんが真似しまぁーす！」には気の毒になった。おそらく、無理に取ると網を傷めてしまうのだと思うのだが、ピチピチ跳ねる鯵や鰯を目の当たりにしては、自制心のスイッチは壊れちゃうんだろうなぁ…。（苦笑）

　聞けば、ここ波道場は、九十九里浜で地引網漁の草分けなんだとか。歴史があるのだ。本日も、海神様と、ご一緒させて頂いた皆様に感謝した事は言うまでも無い。ありがとうございました！また次回、宜しく、お願い致します。