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電話の調子が非常に悪い。悪いというか不可解なことがある。先週電話のコードが切れてしまってしばらく使えなかったのだが、その前から様子がおかしかった。
電話をしてると雑音が入ったり、受話器を取ってみると電話は鳴っていなかったのにすでに通話が始まっていたり…。 それは電話線が古いせいだろうと思っていたのだが、直してもらった後も症状は改善されなかった。 そろそろタンヌーラに行くかというころ、電話が鳴った。 でてみるとマハムードさんで、一体いままでどこにいたんだ!?と言う。 昨日の夜からずっと家に居たのだが、マハムードさんは何度かけても誰も出なかったと言う。確かにネットにつないだりしていたので話中になっていたかもしれないが、おわってからは電話に戻しておいた。 本当に家に居たのになかなか信じてもらえず。 用件は今日本にいるオスマーンさんに連絡を取るために、わたしの携帯番号をしりたいとのことであった。ところが、しばらく使っていなかったし、日本で使っていた時間も短かったのですっかり忘れてしまっていた。8000がつくのは覚えていたが、それが最初か後か…といった具合に全く思い出せない。 仕方なく慌てて母にメールで教えてもらうことにした。その後オスマーンさんの奥さんから電話がかかってきて、無事教えることができたが、奥さんもまた何度かけてもつながらなかったという。 さて今日はタンヌーラが終わると、事務所にケーキが用意されていた。去年タンヌーラは6月頃にサウジアラビア公演をしたのだが、そのとき現地でお世話になったエジプト人が来ていたのだ。もちろん私はまるっきり知らないし、結局どういう人なのか聞きもしなかったが、どうやらサウジからエジプトに帰省しているらしかった。 サウジ公演にいったメンバーがその人と再会を喜びあっていた。その人の家族とオスマーンさんの家族も来ていて全員分のケーキとジュースが用意されていたのだ。 全く無関係だが私もいただいてしまった。しばらくの談笑の後、サウジ公演のメンバーは事務所の外で待機していて、そのお客様たちが帰る時特別に演奏までしてあげていた。 そういえば今日の公演中ビデオ撮影まで許可していた。。 ところでエジプト人同士で会話しているのを聞いているとき、私の耳に入ってくるのはそのうち6割ほどの単語である。 今日のお客さんたちも実によく喋っていて、私は浴びるように会話に聞き入っていた。6割の単語を理解しているからといって、内容を6割理解することにはならない。結局は理解できていないのである。 私の知らない4割の単語は大抵目的語である。普段使う動詞は限られているし、また否定語や副詞、形容詞なども比較的使い慣れている。目的語をしらなければ結局なにが起こったかはわからない。言語の「理解」というのは、包括的でなければならないというのを実感する。こつこつと単語を覚えるしか結局はないらしい。語学に王道無しである。 それはそれとして、帰りにマハムードさんにまた電話の事を言われた。「電話の音は鳴っていないのに、電話をかけようと私が受話器を取ると、すでにかかってきた電話と繋がった状態になっている」などという複雑な状況をアラビア語で説明できるわけもなく、英語で話させ下さいと断ってからなんとか(こちらも)つたない英語で説明した。 なるほど~~といいながら、そばにいたガマールさんに向かって「ほかの回線が混じってるかもしれない。盗聴かも」と話していた。喋るのは得意でないが、人が喋っているのは理解できるので、この言葉にはぞっとさせられた。 ただ、一ヶ月前に住みはじめたばっかりだし、短期滞在の外国人を盗聴しても仕方ないと思うのだ。しかもこのマンションは親族だけしか住んでいない。盗聴にはなんのメリットもないはずなのだが…。 とりあえず確かめてみて、それでもだめなら引っ越した方がいいと言われてしまった。せっかく気にいってるのに電話の問題で引っ越すのはやだなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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