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2月に入り、家賃はどうするのかなーと考えていた矢先、大家のおばあちゃんから電話がかかってきた。
この人は厳密にはオーナーではなく、オーナーの義理のお母さん。ここの家の表札によると旦那さんは教育省か何かのかなりのポストらしく、このマンションを一代でポンっと建てたらしい。 かなり高齢っぽいが髪を黒く染め、いつもきちんとしている。おばあちゃんなので、喋り方がぶっきらぼうでちょっと怖い感じだが、面と向かって話すとにこにこと優しげ。 オーナーのワフビー氏はヘリオポリスに住んでいるので、家賃の回収はこのおばあちゃん(アイーダさん)がしているらしい。 「家賃はいつ払うの!?」と電話口で言われ、慌てて下に降りた。アイーダさんはマンションの地階、私は4階に住んでいる。この間銀行で円を交換したのだが、その時全て20ポンド紙幣で渡されてしまい、1000ポンド分数えるのは大変であった。 アイーダさんに渡してみると、あと40ポンド足りないという。私が数えたところ、確かに足りなかったのだが990ポンドはあった。なんの30ポンドかと思えばそれはタダなんだと思い込んでいたゴミ回収人代と水道使用料、そしてマンション全体の清掃費と電気代だった。 そういえば契約の時に30ポンド払っていたがすっかり忘れていた。 前回暮らしていたフラットでは割り勘とはいえ門番に50ポンド、ゴミ回収人に10ポンドも支払っていたので良心的な額であると思う。ただしこのマンションには門番はいない。 それでも毎週金曜日にフロア掃除がされているし、週に数回ゴミ回収もくる。また水道代も込みというのは良い。 前回のフラットはフラットメイトの急な引越しのため(ふみ○じゃないよ)、帰国時に私が彼女の分まで水道代を一気に支払わされるところであった。たぶんオーナーの恣意的な計算だろうとはわかったので、激しく抗議をして減らしてもらったが、今思うと領収書もなしに2年分も要求するとはかなりの強欲さんである。 エジプトの水道代は、日本のように上下水道の基本料+使用量に応じた金額という請求ではなく、どうやら基本料だけのようだ。水道のポンプ使用料とでもいうのだろうか、マンション全体で支払っているようである。 ナイルの水を引いているので、大事にしなければいけないが、このお陰でじゃばじゃばと使っている。 ガス代、電気代、電話代は日本と同じ。ちゃんと請求書が戸別にやってきて払うことになっている。ガスは激安で、どんなに使っても一人暮らしくらいなら月4ポンドほどで毎月請求が来る。 電気は確か2ヶ月に一回の請求。問題は電話代。三ヶ月に一遍の請求なのだ。ほぼ毎日インターネットを利用している私にはかなりの恐怖である。日本に比べれば安いはずなのだが、エジプトの物価感覚だと電話代は高め。三ヶ月まとめられると相当のダメージである。エジプト人も一気に支払うの大変だろうに。一ヶ月請求にしてもらいたいものである。 ところで明日、日本からふ○かの友達二人が来ることになっている。最低限お湯のでる安宿という希望だったので、それならと我が家を提供する事になった。エジプトに来てからというもの、日本人とほぼ関係を絶っていたので久々に日本語で会話ができるのが嬉しい。 私が大好きなエジプトを大好きになってもらいたいので、できるかぎり快適に旅をするようサポートするつもりである。 本当にエジプトというのは、ツアーか個人でも知り合いがいない限りは厳しい国である。私も個人で短期の旅行なら、まず間違いなくエジプトが嫌いになったはずである。 というわけで、エジプトに来るというかた、私にご一報下さい。ご案内いたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月03日 09時13分16秒
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