第二次エジプト滞在紀

あこがれの自転車、ついに手に入れてしまった☆★

携帯料金を支払いに、おとなりのマアーディ駅まで行ってきたのだが、
散歩ついでに線路沿いに歩いて帰ることにした。
途中電話局で領収書をFAXしたり、郵便局を発見したりとかなり充実した
散歩になった。
いい気分で歩いていると、なんと自転車屋を発見！
自転車を買うならマアーディでないと絶対に家まで辿りつけないと思っていたので、
今日まで手に入らずジマイだったというわけ。

前にも書いたが、エジプトでは女性は自転車に乗るのははしたないという
風潮があるので、店の前でなんとなくきょろきょろうろうろためらってしまった。
でもそこのおじさんがとっても良い人で、中古がいい?それとも新品？
と気さくに話しかけてくれた。
中古も新品も大して見た目は変わらないので安い方が当然よい。
しかしサドルの高さを調整できるのは新品で300ポンドのものしかなかった。
日本で6000円も出せば今や3段切り替え付くらいのものは帰るが、
あまり自転車が一般的でないエジプトでは仕方がない。
まあ、色もピンクで「女の子用につくりましたよ」という感じもするので
買うことに決めた。

支払いを済ませたばかりで手持ちが無かったので、銀行に行ってきますと
おじさんに告げ、先ほどの銀行までもどる。
そこには大手の銀行2つのATMがあり、どちらもPLUSを扱っている為10分ほどで戻る予定だった。
しかしどちらのATMも何度試してみてもCITIBANKのカードを受け付けてくれない。
仕方ないのでクレジットカードを使うことにしたがこちらもダメ。
CITIBANKに行くしかないようである。待たせているおじさんが気になったが、
お金がないなんて今更言いに行く方が悪いように思ったので、
20分程も歩いて昨夜行ったばかりのCITIBANKへ到着。
タクシーを使うことも考えたが、マアーディの複雑な土地柄上却って遅くなると判断、帰りも歩くことにした。

途中道を間違え軽く迷子になったりもして、おじさんのところに戻ったのは結局1時間もあと。
おじさんは私が買うのをやめたのだと思ったらしく、せっかく降ろしてくれた自転車をまた吊り上げてしまっていた。
ごめんごめんといいながら、お金を支払い、マブルーク！！といわれながら店をあとにした。
（＊おめでとう！という意味。新しいものを買った時にも言う）

やはりエジプト人の注目の的になってしまったが、こちらは自転車。
足が速いので何だかんだ言われても気にならない。
ちょっと低めの自転車だが、最高の気分だった。
エジプトは坂が殆どないので、とっても自転車向きの国だと感じた。
ただ、自転車を走らせていて広場（ミーダーン）に差し掛かるとかなり危険であることが判明。
大きいミーダーンになると、五差路どころか７、８本も道が伸びていたりする。
なんとか家まで辿り着いたが、やはり我が家周辺で乗り回すだけにしようと思う。