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今日は大学の卒業式だった。
本当なら私も今日卒業するはずだったが、一年おあずけである。 4年間沢山の思い出を一緒に作ってきた友人たちが先に卒業するのはちょっと寂しい。 大学のサイトからダウンロードした学生歌を聞きながら、よろこびや感激が溢れるキャンパスの様子を思い浮かべると、私も混じりたい気持ちでいっぱいになる。 卒業を一年先送りにしてエジプトに来た意義を今一度確認しようと思う。 マハムードさんがインドから帰ってきてから初のタンヌーラ。 時間に間に合うようにしたつもりだったが、何故か今日も遅れてしまい、中に入れなかった。 とにかくマハムードさんに会えればそれでいいので事務所に入っても良かったのだが、今日はそれもできないほどの混雑。 終わってからマハムードさんに挨拶したところ、私を見て太ったね~と一言。 一週間以上会っていなかったので、しっかりとばれてしまった。 最近食生活がかなり乱れていて、塩分過多であることを全身で感じていた。 言い訳だが1つしかないフライパンを揚げ物鍋にしてしまった為に、 ろくなものが作れなかった。その上母が送ってくれた荷物の中に日本のラーメン! 更にストックのシンガポール産ラーメンがある。 ついつい面倒でほぼ毎日ラーメンに走ってしまったというわけ。 野菜のストックは玉ねぎとジャガイモだけで、ラーメンに入れるわけにもいかない。そういうわけでいつもたまごを落としていた。 日本の男の一人暮らし以下であろう。 太ったのも大いにこのためだ。 指摘されたしこれは改善せねばと、タンヌーラの帰りのバスでそのままマトバアのスークへ行った。 栄養満点のガルギール(ルッコラ)250gとトマトを1ポンド分。 日本のトマトは一個で100円が普通だが、エジプトは1キロ65pt(12円位)! もちろん見た目はきれいとは言えないが、これで十分なんだと思う。 また、日本ではルッコラはそれほどメジャーでないから値段も高いらしいが、 こちらは2束で25pt(5円)!ルッコラはサラダで出されることが多いが、 前に買いすぎてしまったときに炒めてみたらこれが絶品。 ほうれん草に少し苦味を足したような味で、どんな味付けにも合う。 今日は面倒なのでコシャリを買ってしまったが、明日からはガルギールとトマトで栄養満点メニューをつくるつもりである。 野菜のついでにスークでイチゴを買った。こちらは1キロ2ポンド(40円)。500gだけ買って5ポンド札を渡すと、店のおじさんがおつりを用意している間にバナナを一本くれた。 恐らくつい最近からだと思うが、もうスイカが店に並んでいた。 おじさんに聞いてみると、まだもうすこししてからがいいと言う。 今すぐにでも食べたいが、一人で買って失敗するとかなりの負担なのでやめておいた。 4月になればエジプトはすっかり暑くなっているはず。その頃からが食べごろだろう。 スークでの買い物は物価感覚や重さの感覚が現地に慣れていないとなかなか難しいが、一度ここで買うともはやスーパーで野菜など買えなくなる。 値段はスーパーの半額ほどだし、新鮮だし、なにより人間の交流がある。 これを○kg、あれを□kgください はいよ ほかは?(この間に分銅をつかって計る) じゃあそれ○kg 他には? これでおっけー。 ○○ポンドね はいどうぞ おっけーありがとう ありがとう さよならー すべてバーコード化されたスーパーではありえないやりとりである。 淡々とレジを通すよりも、なにかものを買う喜びというようなものを感じられる。 エジプトの子どもは小さな時からよくスークに買いに行かされているので、 自然と社会性が身についているように思う。 小学生でもおどろくほど上手に値段交渉をするのだ。 「生きる力を養う教育」ということが日本で言われているが、一ヶ月エジプト人の家にホームステイすればあっという間に身に付くのではないかと思う。 生きる力を学校に育ててもらうのを期待しているようでは、道のりはかなり遠いだろう。 さて家に帰り、買ってきた野菜を一生懸命洗う。泥がいっぱいだ。 量があったのでなかなか面倒だったが、これも自分と畑の距離が近い感じがしてなんだか嬉しい。 丁寧に洗っていると愛着もわいてくる。 大げさかもしれないが、こうした生活の小さな一つ一つが生きている実感を与えてくれるような気がする。 だからエジプトから離れがたいのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月20日 08時30分03秒
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