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第二次エジプト滞在紀

第二次エジプト滞在紀

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2005年04月07日
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何というわけではないが、ようやく気分的に余裕が出てきたので更新しました。

今日は出掛ける予定があったが、色々と変更があり、一日家で勉強することにした。
ところが夕方4時頃、近所に住むヘバちゃんから電話があって、
今日6時に母方のおじさんの家に行くけど一緒にどう?と誘ってくれた。
ヘバちゃんとは何回か出掛ける約束をしていたのだが、
大学の用事が忙しく、なかなか実現しなかった。
実は大阪外国語大学に一年間の留学が決定したのだ。
東京ならしょっちゅう会えるし色々生活の手助けもできたからよかったのだが、
とにかく念願の大阪留学が果たせるので心からお祝いしたい。

おじさんの家はFaysalというところ。マリクサーレフからタクシーに乗って向かった。
移動中大阪外大のパンフやエジプトで行われたJapan Dayの写真を見せてくれた。
そのなかに餅つきの写真があって非常に懐かしかった。
ヘバちゃんは餅つきの道具なんていうの?というので、杵と臼だよと教えてあげたが、
果たして役に立つ時はくるだろうか。

家に着くと奥さんと小学校3年生と中学3年生の二人の男の子が出迎えてくれた。
お父さんは部屋で、先に来ていたヘバちゃんのお兄さんとくつろいでいた。
その後ヘバちゃんのおばさん夫婦も来てだいぶ賑やかになった。
衛星放送の番組やエジプト映画を見ながら、塾に行った中三のムハンマドの帰りを待っていた。

テレビで討論番組をやっていたのだが、テーマは最近のビデオクリップについて。
エジプトでは日本以上にプロモーションビデオが重要視されていて、
そればっかり流している衛星放送も何局かあるほど。
で、確かに私ですらこれはこの社会で許されるのか!?というほどセクシーなものが多い。
セクシーというか、もうぎりぎりアウトだろこれ。というものも少なくない。
ヘバちゃんにどう思う?と聞かれ、「日本よりも激しい。セクシーすぎる。」と答えた。
ヘバちゃんのお兄さんもそれには驚いたようだったが、その原因をこう語った。
「アメリカとかヨーロッパってこうでしょ?あいつらはイスラム教国にもこういう文化をうえつけようとしているんだ」
あたかもイスラムの教義を骨抜きにしようとする西欧の陰謀であるかのような言い方である。
なるほどと言った後で私は付け加えた。
「日本には雑誌やビデオが沢山あるから、プロモにそういうものを求めていない」
ふたりは深く納得していた。

ムハンマドも帰ったところで夕食になった。
今日のメニューは…タイトルをつけるなら「我慢」であった。
私は元々肉が好きでない。日本では食べられるひき肉ですらこっちのは独特の風味があって食べられない。
ところが今日は羊づくしだった。羊のコフタに羊のカバーブ。見た目はとっても美味しそうなのだが…。
親切な皆さんは一生懸命ゲストの私に取り分けてくれる。
意を決してコフタ(ハンバーグのスパイス串焼きみたいな)から。
もしかしたらいけるかもしれないと思ったが、口に広がるなんともいえない風味が既に無理だった。パンにはさんでポテトを口に詰めてピクルスを口に入れてもだめ。
この年になってもはや「食べず嫌い」などというものは存在しないことがわかった。
もしかしたら牛かもと口にしたカバーブも一口で吐き気に襲われる。
コンビーフのようなものもお皿に乗せられたが、食べる前からこれは遠慮した。
天の助けとも言うべきチキンパンネ(?薄い鶏肉の揚げ物)も、若干古いのか
油の臭いが鼻を衝いて一口でギブアップ。
この中で一番口に運べたのはコフタだったので、他のものを必死に詰め込んで
なんとか食べきった。
もちろん残しまくって放っておかれる国ではない。遠慮なんかしないでとか、
エジプト人は食べるの早いから気にしないでゆっくり食べてとか言ってくれるのが
辛かった。ヘバちゃんにそっと実は肉がダメであることを告げて、食事を終えた。
あーなんだかまだ口に羊の風味が…。

帰りはおじさんが車で送ってくれた。ヘバちゃんもすっごく明るい可愛い子だが、
親類一同がそのようで、今日は久々に心から楽しむことができた(食事以外)。
ヘバちゃんが日本に来たら是非とも同じように歓待したい。

ところで毎週木曜の夜、つまりエジプトの週末だが、我が家の目の前のマンションがディスコと化す。アメリカ人が住んでいるようで、カイロ中のアメリカ人が
集まってるんじゃないかというほどの規模。家の窓が大音量のために振動するほどだ。
毎週のことだが明日の朝は敷地内の一角がゴミの山となっているはずだ。
せめてゴミ袋にまとめろ。てかいっそのことゴキブリでも発生しろ。
今がまさにタケナワのようで、大変不愉快な中これを書いている。
西欧人は現地の風俗に合わせることをせず、逆に自国の文化をどこにいっても持ち込むという話を聞いたことがある(もちろん「全て」のという訳ではない)。
ま、その最たるものが「自由・民主主義」の押し売りなのだろうが。
とにかく週末のパーティをしたいなら RAWWAHOU LI LBALADKUM!!!!!!!!!!!
カレンダーをこちらに合わせてるだけまだましか!?





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最終更新日  2005年04月08日 09時05分34秒
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