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暑い。
4月前半にして30℃を超える日がざらになってきた。 生活必需品を切らしていたことに気づいて珍しく昼間に買い物に出たが、 ちょっと湿り気のあるむっとした陽気。 道行く人の足取りも心なしかいつもよりのんびり。 でも、なんとなく心地よかった。汗っかきということもあり、元々暑いのは大っ嫌いなのだが、全身に太陽を浴びるのがなんだか気持ちよい。 まあ、そんなことを言っていられるのは今のうちで、あと2,3ヶ月もしたら地獄が訪れるのだが。 暑さで思い出したが、エジプト人の殆どは夏好きである。 冬は窓やドアを閉めないといけないから嫌だとか、冬は幾ら着ても寒いからやだとか。 エジプトの冬は確かに想像以上に寒いが、一年でやはり一番快適だと思っていた。 だって7月の暑さといったらとんでもないのだ。 エジプトの夏は乾燥してるから過ごしやすいなどというのは甘いのだ。 夜、太陽なんかとっくに沈んだ時間、ただ座っているだけで汗が流れてくる。 電気ストーブが全身を取り巻いてさらに押し寄せてくるような暑さである。 エジプト人はよくエジプトの気候は丁度良い、最高!といっているが、 この暑さでも夏のほうがいいのなら確かに一年中素晴らしい気候である。 台風も洪水も地震も旱魃もないから恵まれた国であるとは思うが。 さて今日は土曜日に持っていく予定だったタンヌーラに関する資料集のCD20枚を 渡すべく、タンヌーラに出かけた。 私のパソコンに入っているタンヌーラの写真、ビデオ、各国語紹介文やポスターなど、マハムードさんが各地で配るためのCDである。 役に立てるのは嬉しいが、さすがに20枚コピーはきつかった。 行ってみると舞台も夏用の大きな野外ステージに戻っていた。 周りで踊るダンサーも5人に戻り、タンヌーラダンサーも広いところでのびのびと踊っていた。 やはりタンヌーラはこうでなくちゃ。 それに席の異常な争奪戦もなくなるし、観る側にも運営する側にも このステージの方が一番だ。 マハムードさんに会うと、まずオムラーン教授のことを聞かれた。 教授の奥様が同僚なので、全部聞いていたようだ。 連絡をとり続けてしっかり次の予定を決めなさいと言ってくれた。 卒論に関して困っていると前に話したので、とても心配していたようだった。 今日は終点のマトバアまでバスで行き、スークでももを買ってきた。 「もも」と言ってもプラム程の大きさですこし歯ごたえがある。 まだ出たばかりだが、このももが大好きで絶対に買うとの決意でマトバアまで来たのだ。 ついでにコシャリを買った。あまり美味しくもないのだが、家の周辺にはここくらいしかなくていつもここで買っている。 ここ2週間ほど来ていなかったので、オーナー(たぶん)のおじさんに今までどこいってたの!?と言われてしまった。 このおじさんはいつもニコニコ接してくれ(下心ナシ!)、そしていつも代金はいらないという。 もちろん毎回払ってはいるが、そう言ってくれる気持ちが嬉しい。 マトバアで買い物をすることが多いが、本当にここで嫌な目にあったことがない。 外人だからってどうってわけでもなく、ごく普通のやりとりで買い物ができる。 外人慣れしている高級スーパーの無関心さとはまた違う、普通の距離感がいい。 今ももをかじりながらこれを書いているが、一晩で購入した500グラム全てなくなりそうである。 美味しい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月12日 06時58分45秒
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