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第二次エジプト滞在紀

第二次エジプト滞在紀

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2005年07月07日
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朝起きてみると、最近仲良くしているインドネシア人の
友達から携帯にショートメールが来ていた。
アズハル大学でバザーや軽食のパーティがあるとのこと。
ムスリム以外の立ち入りは普段禁止されている場所なので、
喜んで参加することにした。
また、仲良くしているトルコ人の友人がそろそろ帰国なので、
会えるうちに沢山会っておきたいという気持ちもあった。

待ち合わせの場所に集合してみると、
今日行くのはアズハル大学のナセルシティキャンパス
ということだった。
他にインドネシア人のルームメイト二人が来ていてた。
アブドゥルムナイムリヤードから出ているマイクロバスに乗り込んだ。
比較的最近できた巨大ショッピングモールの傍を通るバスだったので、
近いうちに行くのにいい下見になった。

夏休みでがらーーんとした広大なキャンパスを
てくてく歩いて、医学部の講堂についた。
ここが会場。入り口付近では、インドネシアのスープを
巨大鍋で作っている最中だった。
着くまでなんのパーティだかわからなかったのだが、
今日はエジプトに住むインドネシア人の集まりだったようだ。

世界最大のイスラム国家であるインドネシアからは、
毎年沢山のアズハル大学への留学生が来ていて、
なんと3000人も住んでいるらしい(学生以外も含めて)。
女子学生も多くいて、エジプト人と同じように、
ちゃんとヒジャーブ(スカーフ)を巻いている。
インドネシア人が多く住むナセルシティには、
本格的な、でも気取らないインドネシア料理屋が何軒かある。

講堂の中に入ると、色んなインドネシア料理や本、
絵などが並べられていた。
席に着くと、トーイン(インドネシア人の友達)が早速
インドネシアの飲み物を持ってきてくれた。
タピオカの細長い版が黒砂糖ジュースの中に入っているものと、
缶詰フルーツを鮮やかなピンク色の液体に入れたものの二つ。
ついでにパンのようなものもあったのだが、これまた
実にきれいな緑色が付いていた。
去年行ったインドネシア料理屋にも、青、ピンク、緑といった
絵の具を溶かしたような飲み物が置いてあったが、
インドネシア人はカラフルなものが好きなのだろうか。

他にピロシキのようなものや、先ほどのスープなど、
かなり口に合うものが多かった。
お腹が空いていなかったので結局食べなかったのだが、
臭いも見た目も材料も、日本のかき揚げのようなものもあった。
白米が主食らしいし、本当に近い文化であるように思った。

一つだけ、私とトルコ人二人、どうしても無理だったものがある。
名前を忘れてしまったが、魚料理の一つ。
20cmほどの半透明の物体で、中にタマゴが入っている。
それを1cm幅にカットして、スパゲティ・きゅうり・サワーソース
と混ぜ合わせる。
本当に見た目がなんだかわからないが、魚をすりつぶして、
玉子と混ぜたものだとのこと。はんぺんみたいなものかなと思ったが。。

買う前からこれは無理センサーが働いていたので、
絶対に食べる気はなかったのだが、トルコ人はこんな機会は
もうないということで、挑戦していた。
一口食べた瞬間、彼女の時は止まった。うろたえながら
結局口から出してしまった。もう見たくないと言って遠ざけた。
そんな姿を見て、一口試してみたくなってしまった。
あんまり大きいと後が困るので、小さい欠片をと思ったのだが、
プラスチックのスプーンが曲がるほど固い。
最初口に入れたときは、いけそう、と思ったが、
噛んでいく内にどんどん魚独特の臭みが襲ってきた。
一気に飲み込んで水を流そうとしたが、
どうしても飲み込めないのだ。胃が、食道が、喉が、
精一杯拒否をしているのがわかる。
結局ティッシュに包んでぽい。ごめんなさい。これだけは…。

遅れて来たもう一人のトルコ人は、28歳だが元気な女性で、
インドネシア人に勧められるまま、一切れ口に放り込んだ。
美味しいじゃないという顔で頷いていたそのままの状態で
次第に顔を曇らせ、その後一気に水で流し込んだ。
なんで教えてくれなかったのよ!とトルコ人にプチ切れしていた。
他に、五平餅のたれが魚ソースバージョンもあったが、
これは既に臭いで判断できるので、遠慮しておいた。

食べ物と並んで、インドネシアのタバコも売っていた。
私自身は吸わないが、帰って家族にでも吸わせてみようと思う。
タール30mgとかなりヘビーだが、トルコ人によると
すい心地はすごくソフトだという。
それってかなり危ないのではと思うが。。

会場を後にして、5人でちかくのインドネシアレストランに入った。
有名どころのナシゴレンとスープをみんなでシェア。
色んな話をしたが、興味深かったのはアラビア語の浸透ぶり。
よくトルコ人の友人と話していて、それはトルコ語にも入っている
ということを聞き面白いと思ったものだが、
なんと遠くインドネシアにまでアラビア語の単語が入っているのだ。
インドネシア人同士で話していたときに、khsusという言葉が
聞こえてきた。私もトルコ人たちも、いまkhsusって言った??
と即座に聞いた。アラビア語で特別なという意味だが、
トルコ語にもインドネシア語にも浸透していた。
インドネシアはもちろんコーランを通してだが、
一般的な言葉まで、その国に入るのはとても興味深い。

今日は七夕だったので、トルコの女の子二人に由来を話した。
素敵な話と喜んでもらえて私も嬉しかった。
トルコにも恋愛とは全く関係ないが、願い事を紙に書いて
木につるすという行事があるそうだ。
5月5日と6日の間の夜に、願い事を書いた紙をバラの木にかける。
そのあと水に流して願いをかけるという。
その二人と、最近帰国したもう一人のトルコ人3人で
今年はエジプトでやったそうだ。紙はナイルに流したらしい。
世界一長い川に流したの!って本当に嬉しそうに話していた。
私も参加したかった~

それにしてもエジプトで、エジプト人以外の友達を持つことって
本当に素晴らしいことだと感じる。
エジプトにいながら、未知の国のことを知ることができるし、
その友人を通してその国を好きになることができる。
それに、エジプトって、エジプト人って○○だよね
などと気持ちを共有できるのも嬉しい。
去年も思ったことだが、留学の最大の成果は
いい友人を持てたということだと実感する。





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最終更新日  2005年07月08日 09時06分22秒
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