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カテゴリ:映画
今回の南アW杯は未だかつてないほど誤審が問題視されていると言うこともあり、昨日ずっと観たかった白耳義製作の映画『レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏』を渋谷アップリンク・ファクトリーにて観に行ってきました。
EURO2008本戦真っ只中の審判団に密着したドキュメンタリー映画で、コレは蹴球観戦スキーは必見?と思うぐらいにか~な~り!興味深い内容の映画でした。 独逸 VS 墺太利戦にて、両監督が退場処分を受けたシーンもバッチリ収録されていましたしね(爆)。←あの時はホントにナンデ!?と思いましたが、映画の中でも赤紙出した主審に対して、重要なのはピッチ内でピッチ外じゃないんだ云々と審判団のまとめ役?の人が指摘してました。 そう言えば確かカーンがピッチで戦う自分たちはまるでコロッセオの剣闘士のようだ…と自伝に書いていたように記憶しているんですが、まさに試合中の様子がそんな錯覚を起こさせるような雰囲気で(<音声が審判同士が使用しているインカムを通して聞こえてくるので、審判の超絶真剣な話し声以外は全ての音がボヤけて聞こえてくるのがより緊張感を煽る)、やっぱ蹴球競技ってコワいわ…(汗)と改めて思いましたです。 あんな一触即発の緊張感の中で冷静に(冷静そうに見せて?)試合を捌くなんてホントに凄いことです。 しかも試合結果如何ではたとえ正当なジャッジだったとしても過激なサポーターに逆恨みされて家族まで危険に晒されたり…。 だからと言って誤審が許されるのかと言うとどうなんだろうと思うワケで、映画の最後の締めくくりがまさに今の誤審問題を引き起こすべく引き起こしたのでは…?と思いたくなるようなラストだったのがまた何とも…。 反面、強豪国と同じ出身の審判には、自国の代表チームが勝ち上がれば勝ち上がるほど大舞台で笛を吹く機会が失われる…と言うジレンマを抱えていることがわかりました。 劇中、西班牙が伊太利亜に負ければウチの息子が決勝で笛を吹ける~と口走っていた西班牙人のダンナに対して、何バカなこと言ってんのよ二度と西班牙が負けてもいいなんて言わないで!と奥さんに怒られているシーンがありましたが、息子の晴れ舞台を望む父親の気持ちもわからないでもないと言うか…。 ところでこのEURO2008は忘れもしない独逸が決勝で西班牙に負けた大会(泣)。 もちろんそれを承知で観に行ったんですが、決勝の笛を吹いた審判団が映画のクライマックスで無事大仕事をヤリキッター!と感無量でお互いを称え合っていると言うのに(<レフェリー主演の映画なのでアタリマエ)、ワタクシと言えば西代表の面々が大喜びしている姿を、悲哀とも憧憬ともとれるような切ない顔でシュバ坊が見つめていた映像が脳裏に浮かんでしまって、主題とはかなりズレたところで涙してしまいました(爆)。 …いや~主審にバラック!カシージャス!こっち来なさいバラック!!と叱られているシーンは迫力あったなぁ!!(爆々) ちなみに本編上映前に流れた予告編ではローリング・ストーンズの映画が紹介されてかなりウケたんですが(<応援していると思われるチームがことどとく負けているミックは一体いつまで南アにいるんですかネ…(; ̄◇ ̄A)、作品の内容が今の南アW杯とリンクしていてひっじょーにタイムリーな映画鑑賞でしたおかげで今度の独逸 VS 西班牙の対戦がむちゃくちゃ楽しみですよ黄紙累積で準決に出られないミュラーを何が何でも決勝に連れてって下さい独代表…!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/07/07 06:10:28 AM
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