魚を欲しがる友達に毎日魚をあげるよりも、魚の取り方を教えた方がいい
ここのところ、毎朝この動画を見てから一日が始まる感じです。 DON'T GIVE UP. YOU CAN HELP. で、動画とは関係ないけど思い出すのがゾマホンの言葉。 ゾマホンは自分が書いた本で稼いだお金を一切自分のためには使わないで、母国アフリカに学校を建てているそうです。寄付や募金は受け取らないそうです。 以下がゾマホンの言葉。 ---私が意識的に、今、寄付や募金を受け取らない理由が、実はもう一つあります。私の経験によると、アフリカ人は、もちろんベナン人もですが、「お金をください」と考えている人が多い。あるいはアフリカ人だけじゃなくて途上国の人々は「助けてください」という考え方ばかり。特にリーダーたちね。 ここで言いたいのは、特に途上国のリーダーたちは、「これください」「あれください」と、援助ばかりを待っている、ということです。自分から行動をしようと考えている人が少ない。自分がいろいろなことについて考えて、どうすれば国民のためにお金を作り出すことができるのか。そこまでやっていないですね。 それは長いうちには、国の発展に悪い影響を与えると思うわけ。 そしていちばん問題なのは、ご存じの通り、多くの途上国のリーダーたちは援助をもらうと、すべて自分のものにしてしまい、欧米の土地に大きな家を買ったり、欧米の企業に投資したり、自分の子供を留学させたりして、実際には国民の手まで届かない。簡単に言うとそれはイコール賄賂ね。だから、いけない! と、ゾマホンは思うわけ。 私は、そういう悪いイメージを日本国民に与えたくない。だから私は、ちゃんと自分の力で、自分の働いたお金で何かつくりたかった。自分で何も努力しないで相手の援助ばかり待つのは、乞食になるのと同じだよ。しかもだんだんそれに慣れてくると、それが当たり前になって、働かなくなってくる。怠け者のようになって受け取ることが当たり前のことになってくる。 ベナンに「魚を欲しがる友達に毎日魚をあげるよりも、魚の取り方を教えた方がいい」ということわざがあります。海外援助に頼らない力を自分たちが持つ努力を、我々アフリカ人はしなければならない。そう思いました。そして援助をする先進国にもお伝えしたいことがあります。今、われわれ途上国に必要なものは、人的資源ね。たとえば途上国の留学生をできるだけ多く、あるていどの生活の保証も含めて受け入れる、といった人的資源を育てる援助が途上国に本当に必要である、ということを知ってもらいたいです。---- んだね。ゾマホン、大いに泣く ■ゾマホンのホームページ■