オペラハット
オペラハット(1936) 監督:フランク・キャプラ 主な出演者:ゲイリー・クーパー/ジーン・アーサー/ジョージ・バンクロフト 公開年:1936年5月 製作国:アメリカ 戦前も戦前。古いって言われれば、そうだけどね・・・・有名なフランク・キャプラ作品で、主演者は「永遠に愛せよ」「真昼の決闘」のゲイリー・クーパーで、「夢の並木路」のジーン・アーサーがヒロインよ。「地獄船モルガン」のジョージ・バンクロフト、「ソレルとその子」のH・B・ワーナー、「夢の並木路」のライオネル・スタンダー、「罪と罰」のグラス・ダムプリル、「その夜の真心」のレイモンド・ウォルバーンその他が助演しているそうだけど・・・って言われたって、全然わかんない。 ただ、ゲイリー・クーパーはね~大好きよ。何んと言っても、潤んで、吸い込まれそうな目が最高だわ。端整な顔立ちで、190cmの長身、誠実で素朴な人柄。アメリカ人の理想像ような善良なるヒーローを数多く演じて絶大な人気を誇った、ハリウッド黄金期を代表する正統派二枚目スター。本国アメリカではマレーネ・ディートリッヒと共演した『モロッコ』(1930)でのプレイボーイ役で人気を決定付けたらしいけど、日本で人気が出たのはそれよりも早く、第1回アカデミー作品賞に輝いた『つばさ』(1927)で脇役出演したときなんだって。アメリカ人でありながら英国紳士風の気品を備え、控えめで飾らない雰囲気が日本人の感性にぴったりだったみたいね。 ストーリーは田舎町で油脂工場を営むディーズ氏のもとに、母の兄にあたる大富豪の遺産が転がり込む(当時で2000万ドルだって・・分かるかな~)ディーズはニューヨークにある彼の屋敷も手に入れるが、さっそく金目あての亡者どもが集まってきて大騒ぎに。女だてらに猛烈な取材ぶりで有名な新聞記者ベイブは行き倒れを装ってまでしてディーズに接近し、彼の記事を書くことに成功する。ディーズは彼女が本性を隠しているとも知らずにベイブのことを愛し始めていた。そして、富豪の財産を狙う一味はディーズを罠に落とそうとよからぬ相談を始めていた......。キャプラらしいヒューマニズム溢れる人情喜劇 ほのぼのとして、いい映画よ。モノクロだけど・・・もう、映画の中にしか人間の良心ってないのかしらね(そんな事ないわよね) なにはともあれ、ゲイリー・クーパーを見て頂戴な・・・ 若い頃のこのハンサムぶり・・ 年配になったって、この渋さ~(真昼の決闘) いいでしょ????