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カテゴリ:いろいろ
さて、天気も悪いことだし、こないだの画像の再処理にチャレンジしてみよう。
★線状のノイズ まずは全面にでていたみみずみたいな線上のノイズだな。前回、いちばんコントラストよく写ってたM81/M82の画像で確認。大小あるけど、ぜんぶ似たような形になってる。枚数を前半分とか後ろ半分とかに減らすと線は短くなるけど、おんなじパターンだな。 ・・・というわけでNoAlignmentでスタックすると、恒星が線状のノイズとおんなじように並んだ。 ふむ。ガイド/追尾のエラーが見えているんだろうかね。でも、明るい恒星はちゃんとスタックされているんだよなぁ。なんだろ? ネットで検索してみる。 お!あぷらなーと先生のブログにそれらしいのがあった! 「②ダークノイズとホットピクセル」のところの「ダークノイズによって生じたホットピクセル」にそっくり!これかぁ。。。自分が冷却カメラ使うことになるとは当時は思ってなかったからなぁ。笑。 毎度お世話になっております。どうもありがとうございました。>あぷらなーと先生 あ。そういえば、前回はめっちゃ冷え込んでたから、-5℃設定で撮影したんだった。使ったダークは撮りだめてた0℃のやつだもんね。それが原因でダークノイズが残って悪さしてたってことか。というわけで、ダークの追加撮影を延々と実施することに。これはこないだから試しているN.I.N.Aのシーケンサ使ったから、放置プレイでよかった。ふむ。便利である。 その間に、ご近所フラットなるものを試してみる。 参考にしたのはgetaさんのブログです。どうもありがとうございました。>getaさん 撮り直したダークを使ってDSSでスタックしなおしました。 Advanced Settingで星のカウントは150前後にした方がいいらしいので、それもやってみました。 結果として、線状ノイズはきれいに消えたのですが、拡大してみると、明るい恒星や銀河の中心に、丸い輪っかみたいな像が出てきているのが分かりました。これはなんだろう? ・・・そういや以前も出たことがあるような。そのときは追及しなかったのですが、今回はスタックのパラメタをいろいろ変えてやってみました。 結局、light画像のスタック方法を Method: Auto Adaptive Weighted Average (Iterations = 5)に変更したら、丸い輪っかが消えました。難しいことは置いといて、とりあえずこれでヨシ! 最後に、GIMPでご近所フラット画像を減算しました。 再処理したM81、M82です。初の30分オーバー撮影画像でなかなかのコントラストだったのですが、ノイズがなくなって、さらにコントラストが上がった気がします。笑。 次が12P/Pons-Brooks彗星。背景が明るい時間帯だったから周辺減光は除去しきれていませんが、線状ノイズはなくなりました。(なお、前回の速報版ではクロップして中心部だけ切り出していました。) 最後がM31。やっぱりコントラストが上がってノイズがなくなりました。 というわけで一段落。なんとかものになってよかったです(*^^*) 最後に、有益な情報をネットで公開していただいた諸氏に再度お礼を言わせていただきます。 どうもありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.08 03:53:09
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