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国立科学博物館(上野)の「恐竜展」に行ってきました。
満足感は得られませんでした。 でも、これからの研究に期待という楽しみは持てました。 ---------- 開催規模に関係なく話をすると、 常設展示ではなくて、「恐竜」をテーマにした特別展は、 年に1度くらいは開かれている。 昨年もあった。場所はどこだったか忘れたけど。 中国で発掘されたものがメイン展示の化石。 ただし、今日のものより微妙な感じだった。 というか、はっきりいって不満だった。 中国的な要因もあったのかもしれないが、 聞かれもしてないのにわざわざ言っておくと、 別に中国だから不満だったわけではない。 恐竜の化石そのものはいわば点にあたる。 どこで見つかろうが、それそのものは点にすぎない。 見つかった場所と、見つかったモノの種類に 目を向けることで線になる。 恐竜どうしをつなぐことで また新たな線が浮かび上がる。 時代考証をする。ほかの大陸との比較をする。 そうすると線は面や空間となり 系統が見えてきたり、当時の生活、自然環境が 想像できたりと、楽しくなってくる。 恐竜という太古の生き物を扱う分野では そうすることで、学問としても成立するし 見ている人に伝えることができるのだ。 と、僕は思っている。 (求めすぎかな。そんな展示をしても子供には難しすぎるかな。) なので、ただ「たくさん見つかりました。」という だけに感じた去年の展示には不満が残ったのである。 だって、多くの人を投入して、多くの数を見つけて それを展示だけしても、それだけでは意味がないと思ってしまうから。 ---------- 以前、大阪であった世界最大の恐竜博に行ったのは もうずいぶん前のこと。高校生ときだったか。 その時の展示の目玉は、ティラノサウルスの全身骨格だった。 (Tシャツを買ったから覚えている。) 2006年の幕張での世界最大の恐竜博の目玉は スーパーサウルスの全長33mの復元模型。 “世界最大の恐竜博”なるものは どうやら数年に1回のペースで開催されているようなので 来年か再来年あたりに期待できるんじゃないかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.09 17:29:59
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