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2009.12.19
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カテゴリ:本のこと
海堂尊作の『ブラックペアン1988』が
文庫本になって書店に並んでいた。

舞台は『チーム・バチスタの栄光』よりもずっと前、
高階院長がバリバリの現役医師だったころを描いた話である。

作品としては、『チーム~』他一連のシリーズに登場する
主要人物三名が申し訳程度に出てくるわざとらしさ
を除いては、この関連シリーズの中で一番面白かったです。個人的に。

クライマックスの手術室の緊迫したシーンは
ページ数は少ないけれど迫力がありました。

きちんと原作に沿って映像化されれば
骨太で熱いドラマになることでしょう。
きちんとできればね。


この作品、文庫本では
上・下巻分けて発売されていたのだが、
2つに分ける意味がわからない。

割高になって、出版社が得をする構図なのだろうか。
これは消費者にとってはメリットはない。

ただし、値段のことを言うと
ハードカバーに比べてお得であるのは確か。


何か作品が発売されたときに
ハードカバーで買うのか、
ハードカバーがブックオフに並ぶのを待つのか、
文庫化されるのを待つのか、さらに
文庫版がブックオフに並ぶのを待つのか、
それとも図書館に並ぶのを待つのか、

その本を読むために取る手段はいろいろあると思う。

電子ブックで読むという手段もあるのだろうか。


僕は、今は、読みたいと思ったら
ハードカバーを即買ってしまう。

最近一緒に仕事をしたある人は
「独身の頃は、そうやって発売されたら即買っていたけれど
結婚してからは、立ち読みしたり文庫本をブックオフで買ったり
なるべく安くすむ方法をとってますよ。あ、あと図書館とか。」
と言っていた。

なるほど。

僕が(本の値段の違いを)あまり気にしないのは
独身ということもあるのだろうか。

たしかに以前は、ブックオフを利用したり
ハードカバーは高いからちょっと・・・と思ったりして
購入を我慢し、安く済む手段を探していた。

それが、気にせず読みたい本を買って読むという
スタンスに今なっている大きな理由は

東野圭吾のエッセイ本『さいえんす?』の中にこんな意見があったから。

---
本は誰が作っているのか
図書館の本を何百人が読もうとも出版社や作家には一円も入らない
ブックオフに中古本がどれだけ並ぼうとも出版社や作家には何の関係ない
この世に新しい本が生み出されるのは、
書店で正規の料金を払ってくれる読者の方々のおかげである
---

※原文そのままではありません。
※また、現状の社会状況と異なるかもしれません。ご了承ください。
※正確な意図を汲み取るためには、このエッセイをご購入を。
※とても面白い本です。

そんなわけで、本屋や作家さんのために
新刊を買うことで、良いサイクルの一部品になればいいと思うのです。


・・・正直なところ、

それより何より面白そうだと思ったら我慢せず
とっとと買ってしまって読んじゃうのが一番。
と今は思っているからなんです。

そんなだから、時々、読み進めてみて初めて
買ったことを後悔することもある・・・。


まあもし結婚することがあれば
「バカ言うんじゃありませんよ。
新刊も図書館で済むじゃないですか。」
と僕もスタンスがかわるのかもしれないけど。
 





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Last updated  2009.12.19 09:29:12
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