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2006.05.21
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臨死体験になるのかな?
医師に「あなた、あと2時間ほどしか生きられませんよ」と言われた方が、その時の話を聞かせてくださいました。
80前の女性の方なんですが、今はお元気にされています。


その日は前夜からずっと息苦しい感じが続いて夜も眠れず、朝になっても息苦しさはひどくばかりで家族に近くの総合病院へ連れて行ってもらったそうです。

そこで言われたのがさっきの言葉。「あと2時間しか生きられないですよ」
「すぐ大学病院に紹介します」との話に、その方は「もういいです、この住み慣れた場所のこの病院で死なせてください。病室を貸してください」と先生に頼み、その病院に入院されたそう。

部屋のベッドに横になり、周りを家族が囲んで騒いでいるうちに段々意識がなくなり・・。

次に目が覚めた時はその部屋にいるのに天井も壁も窓ガラスでさえも、とてもきれいな真っ白な色になっていて、周りにいたはずの家族たちも見えなくなっていたそうです。

そこへ、ゴーッという水音がしたかと思うと、ベッドの横にきれいな水がたくさん流れてきて川のようになって。

のどがからからに渇いていたその方は、その水を飲もうと両手でその水をすくうのですが。
口元まで運んだと思うと、その水がパラパラと金や銀の小さな玉になってこぼれては消えてしまい、またすくっては金銀の玉になってこぼれ、消える・・。
4~5回同じことをしているうちに、また意識が遠のいてしまったそうです。

その後、気が付いて目を開けると元の部屋、周りに家族の顔が見えて。
「どうしたん?何しとるん?」とその方が声を出すと、
「おばあちゃん、何を言うとんよ。5日間も意識がなかったんやで。もうだめや言うとったんやで!」と言われたそう。

そして医師が来て「これならもう大丈夫!」と言ってくれたそうです。

なんでもその医師は、ちょうど大学で教授になる前の研修でその病院へ来ていた先生で。
珍しく難しい症例だったので、論文にして発表させてほしいと言われたそうです。
その先生がいなかったら助からなかったらしい。。


「あの水が飲めとったら、私はもうここにはおらんかったんやろうなぁ」とその方。

なんとも不思議な気分で帰ってきたのでした。



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Last updated  2006.05.21 18:24:25
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