about a movie7 【ドッジボール】
原題:DODEGE BALL監督:ローソン・マーシャル・サーバー製作総指揮:ベン・スティーラー出演:ベン・スティーラー/ヴィンス・ヴォーン/クリスティーンテイラー2004年アメリカ映画/1時間30分配給:20世紀FOX≪ストーリー≫主人公のピーター・ラ・フルール(ヴィンス・ヴォーン)は、半年間も滞納警告を無視して、さびれたスポーツ・ジムを差し押さえられ、30日以内に5万ドルを支払わないとジムを買収されてしまう。買収を画策しているのは、ピーターのジムの目の前で大盛況のジムを経営しているホワイト・グッドマン(ベン・スティラー)だ。ホワイトはその名前とは裏腹に、自己中のナルシストで全てが「オレ様主義」に徹底したイヤ味な奴。はたして、トホホ男のピーターは、ホワイトの魔の手からジムを守れるのか? ≪寸評≫ドッジボールというマイナースポーツを映画にするという画期的な作品であり、映画専門家、配給会社の重役には好評だったようだが、買い手がなかなか見つから無かったようだ。日本に配給されるかも微妙だったと思われるが、1年待ってやっと来日してくれた。見所はベンスティーラーを中心としたコメディーファミリーのやり取りと、アクション俳優のチャック・ノリスと癌を克服してツール・ド・フランスで優勝したランス・アームストロングが、ハマリ役で特別出演している等々のキャスティング。又、普通ならピーター役にはベンが扮して、ホワイト役をヴィンスが演じるということがありえただろう。しかし、『ドッジボール』では、ベンとヴィンスの役どころを替えてみたところにも面白さがある。これは、プロデューサーであるベン・スティラーの異能ぶりによる絶妙なキャスティングといえる。全米公開時は、『ターミナル』と同じ週での公開にもかかわらず、興行収入1位を獲得している。コメディイ要素としてはベンスティーラー独壇場。悪役の立場を楽しんでいるように思えた。実の妻である弁護士役のクリスティーンからの振られっぷりも不思議な感じ。エンド・クレジットでのベンの「変身ぶり」もお見逃しなく。~ヴィンス・ヴォーン作品集~ロストワールド、オリジナルポスターAロスト・ワールド/ジュラシック・パークザ・セル デラックス版ザ・セルドメスティック・フィアー スペシャル・エディションドメスティックファイヤー