地上アナログ、前倒しで中止
地上アナログ放送石川県珠洲市1年前倒しで中止毎日新聞 地上アナログ放送終了を、石川県珠洲市だけは1年前倒しし、10年7月24日で終了すると発表した。半年前の来年1月22日正午から2日間の長時間停止を行うほか、希望する世帯への簡易チューナー貸与、アナログ放送受信世帯への戸別訪問などを実施する。 なんかすごい事業計画のような気もしますし、とうとうそんな時が来たかという気もしますが、いろいろと調べてみたら1年前倒ししても、この石川県珠洲市というのは地上波アナログが停波してもほとんど影響がない地域なんです。地理的に見るとこの珠洲市は石川県の能登半島の先端部で、昔からスピルオーバーでテレビを受信する世帯が多く、この地域は石川県のテレビ局のみならず、富山県の北日本放送、富山テレビ、チューリップテレビに加え新潟県の新潟放送、潟総合テレビ、テレビ新潟、新潟テレビ21が受信でき、テレビ東京系列が無いという以外は、テレビの受信環境は比較的良好な地域。石川県は北陸地域で唯一、在京キー局でテレ東以外の民放4局が進出している県ではあるが、アナログ波が停止しても県域放送の情報が乏しくなる程度で、停止した放送局分は他県のテレビ局でカバーできる。それに加え、人口的な面でも石川県珠洲市は2008年時点で人口16,722人と全国の市ではワースト10に入る小規模都市。アナログ放送終了のリハーサル地域といっても、どれほどのデータが取れるのか心配な面もありますね。