どこか遠くに行きたいな　.*・゜゜・*不良母のバイクライフ*:.。。.:*

先頭を行くmotoぶちょは、走り出すと正確かつ無敵なマシンと化す。
それはFJでもHB5もどきでも本物のYBでも変わらない。
走る、曲がる、追い抜く、全てが無駄無く行われ、美しい軌跡を描く。
時には余りに速く、その動きを目で追うことも出来ない。
このマシンに目をつけられたものは、誰一人として逃れられはしない。
その走りを例えるならば・・・・・

あのね。
私のことを鬼だと言う人がいるんだけどね。ちょっとここへ来てみろと、一緒に走ってみろと言いたい。
もうね、この人に比べたら私は天女だから！

私はこの人を教官と仰いでいる(大概の人はそれを師匠と呼ぶが)。
そして私を鬼だと言うのなら、この人は鬼の住む地獄界を統べる閻魔大王だ。
いやまったくもって。
この、人を人とも思わない (車をただの障害物としか見なさない) 外道っぷりは、こいつこそ(教官を『こいつ』呼ばわりか？)鬼！！！


けなしておりません。誉めております。（ホント　ホント


絶妙に速度を合わせ、離れることなく、まるで見えない糸で引いているかのように惹き付け続けるその神業。
あちらは250cc。こちらは幾分かの余裕は持っていた。しかもわざわざMAXを110km/hで抑えてくれる親切さ。
けれどアベレージが高いまま、走る機械と化したように延々と走って走って走って走り続ける。
雨の中も変わらず（速度は当然落ちているが）走って走って走って走って走って走り続ける！

（いや、むしろイジメだってば(>_<)　ほとんど景色見られなかった（－－；
　道は良かったけど路面状況を見るので精一杯だった。こんなの有り得ねー（~＿~））

海を後にしたのが14:45頃で、そこから次の休憩場所まで、約150kmくらいあった。そのうち35kmくらい雨に降られた。海から70kmくらいの所で給油。JA-SS上平店、16:01。トイレに行きカッパを着ただけで、休憩らしい休憩は全く無し。カッパだって、持っていないmotoぶちょは着るためになんて全く停まる気はなくて、その後トンネルを抜けたら雲が切れて雨は止み暑くなってきたけれど、もとよりカッパを着ていないmotoぶちょが脱ぐために停まるわけもない。地図見て道を確認して、走って、車抜いて、走って。
道の駅ななもり清見に着いたのが17:05頃。

なんなんだこの人は！本当に……(-.-;)

観光名所の五箇山は眼下にちらりと納めただけであっという間に後方へ過ぎ、何となく見たいと思っていた御母衣湖も「これか？」と頭の片隅で考えるのみで通り過ぎた。とにかく全て走り抜けて……いやその理由はわかっている。明るいうちに山を走り抜ける。ただそれだけ。余計な観光も休憩もいらない。ただ目的は走るため。
こんな、こんなツーリング…………

すっごい充実感だよ！（＾＾）ｖ


富山までがまったりだったので、その落差は激しいね～。足して割ったらちょうど良いのに、って感じだけど（笑）
いっくら私が走りっぱなしツーリングが好きと言っても、ここまで走りっぱなしは珍しい。
そういやローメンの帰りもこんな感じだっけ？ そうか、この顔ぶれだと起こるパターンってわけね(^_^;)

道に関する感想は。
飛騨合掌ラインは、雨だったから楽しめなかったけれど、山間の対向２車線の綺麗な道で、広めの川沿いを進むから視界が開けている快走路。観光地だからシーズンだと車が多いけれど、悪天候が幸いしたのか車はほとんどいなかった。
白川街道では途中から雨が止んで、ここがまた快走路。御母衣ダム沿いはトンネルが多い。完全なトンネルではなく左側は隙間が開いていて外が見えるようになっていて、そのためか明かりは無く、曇天では暗かった。そのためコーナーの奥行きがわかりにくかった。ここはちょっと注意ポイント。
この御母衣ダム沿いにはまるで９０度に曲がるようなコーナーがあるのだが、このコーナーでmotoぶちょが「ワープした？！」と思わせるコーナリングを披露してくれた。速過ぎる（－－；；
その先では車が多く、トラックもけっこういた。でも直線が長いし対向車が少ないのでパスしやすかった。
国道158号（白川街道）へ入るとこれまた快走路なんてもんじゃない。ハイスピードコースだ。


道の駅ななもり清美で休憩。土産を買う。地図を確認していないのでどこにいるか実感が湧かないまま物色していて気が付いた。
飛騨牛、ほうばみそ、さるぼぼ……。ここって飛騨なの？郡上八幡に向かってるんじゃなかったっけ？
あとで地図を確認したら、遠回りしていた（＾＾；

ラウさんが満喫顔。やっとＲＺＶを乗りこなせるようになってきたと。
これだけ走りゃあねぇ（笑）
最近ツーリングに行っていなかったので、大満足らしい。良かった。一時はどうなるかと思ったけれど(＾_＾;)

はぁ～。疲れたけど、まだ終わりじゃない。実はここまでが序章で、本番はこれかららしい。いざせせらぎ街道へ！

……………

いい道はあっと言う間だ！(>o<)

全くねぇ。
もう少し、森林浴を楽しみながら、とか走れないのかね。(笑)

せせらぎ街道、車がいなくて新緑に包まれた気持ちのいい道でした！終わり！

……だってそれまでの道よりさらに快走路で（車もいなくて）、あっと言う間だったんだもん(-_-;)

ま、こんなツーリングもありさ。富山を回ったって言うのにここまで走れたのは、容赦ないmotoぶちょのお陰だから(笑)
ここまで日帰りで来られるってわかったから(ぇ(-_-;))、またそのうち来よう。周りに素敵な舗装林道もたくさんありそうだし(*^ー^*)

motoぶちょ様、ありがとうございました。


で、明宝で夕飯を食べようってことになったんだけど。



閉店は18時だって。5分遅かった(^_^;)(もっとも時間ギリギリに着いてもラストオーダーはもっと早いだろうが)
それじゃどこで食べようか？郡上八幡に向けて走り、motoぶちょが２軒お店を発見し、ラウさんの「ハンバーグが食べたい！」で入ったのがここ。



飛騨牛ハンバーグ……当たりか大はずれかどちらか……と思いつつ入ったら、大当たり！(*^o^*)
motoぶちょとラウさんは飛騨牛ハンバーグ（和風）セットを、私は飛騨牛と長良川舞茸のカレーを頼んだがどちらもとっても美味しかった♪
ここに来るためのツーリングもいいねぇとmotoぶちょ・ラウさん。……うちからは遠いよ～（－－；
　　

デザートも美味しかった（*＾＾*）　その代わりお値段はちょぴっと張るんだけどね（＾＾；
http://www.geocities.jp/ghmfb876/index.html　←西洋亭のＨＰ

お店の中では、バイクのセッティングに関する専門的な話が……。概要はわかるけれど、内容はさっぱりだ（＾＾；
その中で、私のＦＪが跳ねてしょうがないのだと言うと、じゃあちょっと見てみよう、と一度外へ行き（デザート待ち中だった）しばらくして戻って来た。ダンパーが効きすぎなんだそうな。
プリロードを効かせ(？)たらどうか？と、食事が終わってからやってもらったが、左側は頑固に錆び付いて回らない(-_-;)
下で繋がっているから片側だけでも変わると言われ、それでも効果が無ければ元に戻すと言われたが……そんなの山の中の荒れた道じゃないと私にはわからないよ（~_~；
ってわけでその後は、右側だけ一つ時計回り(？)に回してもらった状態のまま走った。

夕飯の時に、通勤割は面倒だからやめて、途中で仮眠して夜間割を使うと言ったmotoぶちょ。
え～、０時回っちゃうのぉ？と笑ったら、「何時だと思ってんだ」「ぬまこさんは今日中には帰れないんじゃない？」と逆に笑われた……西洋亭の駐車場を出たのは20時半くらい。

さぁ後は本気で帰るだけ。名古屋経由はわかりにくく疲れるからと東海環状自動車道を進められ、まずは郡上八幡から東海北陸道へ。
IC入る前にガソリンと栄養ドリンクの補給。
そういえばいつの間にか足に力が入らない症状は消えていた。そんな場合じゃなかったって言うか(笑) お昼に食べた栄養が体を回って力になったような……まさしく命を頂いた感じ。きっと魚が新鮮だったんだな(^o^)

東海北陸自動車道に乗り、しばらく３人で走る。美濃関JCTでmotoぶちょと分かれた。次に会うのはいつの日だろうか……。
しばらくラウさんと東海環状自動車道を走る。夜はそれでなくても見えないから怖いのに、この道は高速道路のなりをしているくせに狭くて暗い。そんな中をぬよわkm/hで走られちゃたまらない（－－；； この日一番に命の危険を感じた時だった(笑)　２スト５００cc、とんでもねぇ～(>_<)


ハイウェイオアシスと言うPAに着いて休憩。怖かったと言ったら「だってついて来るから(笑)」と。
……こちとら意地もあらぁな(~_~) 私を誰だと思っている？
と言っても、しょせんぬよわ以上は怖くて出せなかったけれど(-_-;)

この先は東名に入り、ラウさんはもう次のインターで下りるらしい。
私の道のりはまだまだ長いらしい。
たしか親戚の家がここより南の方にあるのだけど、最寄ＩＣの豊田から家までは４時間くらいかかったような気がする。車で家族で移動だから、休憩時間を長めにとっているせいもあるけれど、でもここから一人となると、眠くて走り続けられない可能性が高い。
実際ラウさんと走っていても、120km/hくらいで寝そうになったからなぁ（－－；

出発し、東名に入って次のＩＣでラウさんは下りて行ってしまった。
ラウさんもありがとう。またね～。


あとのことは、当日の日記のコメントを見てもらえばいいね（笑）
いや辛かった。眠くて眠くてどうしようもなくて。
眠気覚ましにと飲んだカフェイン飲料は利尿作用にしか働かなくて、眠い→ＰＡに駆け込む→トイレ→１０分くらい寝る　の繰り返しだった。幸いだったのは、全てのトイレが綺麗だったことかな（笑）

雨は浜松辺りから降っていたと思う。とにかくずっと雨だった（－－）
　小笠ＰＡ　23：41　足柄ＳＡ　1：57
そんなこんなで０時を越えるどころの話でなく、帰宅は３時。
出発は４時だったから、２３時間ツーリング。２４時間以内だから、日帰りってことでいいかな？（笑）

総走行距離は1080km。うち高速道路が530kmで下道が550km。時間さえ許せば（暗くなければ）高速100km/hが山道であっても全然問題なかったと思うな。ただしその分距離が伸びちゃうだろうけど（笑）　でも山道の方が眠くならないからね（笑））


ってわけで、富山経由岐阜ツーリング報告、完結！
………そうか。岐阜ツーリングだったんだ。納得（爆）