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カテゴリ:バイク(ツーリングからちょい走りまで)
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プラシーボ効果とは プラシーボ(Placebo)の語源はラテン語の「I shallplease」(私は喜ばせるでしょう。)に由来しているそうです。そこから患者さんを喜ばせることを目的とした、薬理作用のない薬のことを指すようになったのです。通常、医学の世界では乳糖や澱粉、生理食塩水が使われます。従って、プラシーボ効果(反応)は、このような薬理作用のないものによりもたらされる症状や効果のことをいいます。それはいい場合と(治療効果)、悪い場合(副作用)の両面があります。「これは痛みによく効くよ。」といわれて、乳糖を飲んで、痛みがなくなったり、逆に吐き気がでたりすることがあります。この場合、プラシーボにあたるのが乳糖であり、プラシーボ効果にあたるのが、鎮痛効果であり(治療効果)、吐き気(副作用)であるわけです。 プラシーボ効果がどうして起こるかについては、次のようなことが考えられています。 1)暗示効果、2)条件付け、3)自然治癒力、4)その他 参考文献 中野重行 臨床薬功評価:Placeboをめぐる諸問題のポイント 臨床薬理 Vol.2,611-615 1995 』 なんですって、知ってました? 上記は医療関係のHPの一部分を引用させてもらいました。 で、プラシーボ効果が、今回のツーリングではマイブームでした(笑) 発端はMr.グリップマン。 効果があるならみんな塗っているだろうけれどレースで使われていないっぽい。 職業=テストライダーと言う人が「効果無し」と言っているのに、何故だか「効果有るよ!」という意見がある。 (ただしこのテストライダーさんのブログ記事は、まだ最初と最後のページしか読んでいません) その「効果がある」と主張する、その科学的根拠のない効果は……それはまさにプラシーボ効果! 昔から良く言うよね。「信じる者は救われる」 神様って言うのはね、いると信じている人のところにしかいないんですから(^^)b そう割り切った上で、使用限度に限りなく近くなったタイヤにMr.グリップマンを塗り、冬の山(ただし1000m級)へ走りに行ってきました。 まずは家を出て西湘バイパスを国府津まで。 ・・・・・・これはもしや(--) 私はなんとなーく乗っている極楽ライダーですから、シビアにバイクの調子なんてわかりゃしません。 だから、グリップ力が上がったかどうかなんて、わかりません。それがわかるような走りは出来ない、と言った方がいいですね。 にも関わらず……感じてしまいました。 なんかね、違うんですよ。 路面温度が低いと、地面(タイヤ?)が硬い気がするのですが(それくらいはわかるのか、それが「寒いからきっと路面温度も低くて食い付きが悪いんだ」という思い込みからくるものなのかはわかりません)、Mr.グリップマンを塗った状態では粘るような気がします。 粘る、というのとは違うかな?硬質感を感じさせないです。 これがイコール滑らない、と言えるかと言うと、そんなことはわかりません。 テストライダーさんが「効果無し」と言っているのだから、きっと滑りにくいことと関係が無いのでしょう。 じゃあなんで粘る気がするのか? これがMr.グリップマンの威力? 路面の硬質感を感じさせないことでライダーに安心感を与えて、タイヤの性能を引き出す走りが出来るようにすること? テストライダーさんが書いている記事にこういう一文があります。 「 ツーリングタイヤといわれるものでも、グリップ限界点まで持っていけるのは国際A級などの技量を持った人ごく一部の人間に限られると言ってもいいぐらい、そのグリップ力は強大です。当然ながら峠などでの一般道では、その限界点を迎えるということは現実的ではありません。 」 つまり、よっぽどの人(コーナーを激しく攻める人)でなければ、ドライ路面で滑ることは無いんですよ。 安心してタイヤに身をゆだねていいんですよ。 にも関わらず、緊張してしまう。タイヤを信用出来ないばかりに。 余計な力が入り、バイクの自然な動きを阻害してしまう。結果として転倒する。 (と、ここで旦那から、上手い人はトラクションをかけて滑り出す限界を高めることが出来るのであって滑らないわけじゃない、と注釈が入りました。 でも緊張して余計な力が入っている状態でトラクションがかけられるわけが無いから、私の理屈が全面的には正しくないとしても、ツーリングライダーごときにとっては当てはまると思うんですが。 また、旦那の滑る、は、古いタイヤを履き続けていることにも起因していると思うので、旦那の言い分も全面的には正しくないんじゃないかなぁ(^^;それにヤツは、時にタイヤに限界を越える仕事をさせようとするし) という考えから私が出した結論。 Mr.グリップマンは、心理効果をもたらす。 なるほど! これが……これが、プラシーボ効果ってやつなのか!!! すげー納得( ̄∀ ̄) まぁそんな気分で椿ラインを走りまして、なかなかいいですね。 時間も9時過ぎで、天気が良いので路面も乾いていたし、観光シーズンを過ぎたのか車が全くいませんし。 12月中旬に、椿を楽しく走れるとは思いませんでした(^^) でもね、プラシーボがあるなら、マイナシーボもあるんですよ(--; マイナシーボ。プラスなシーボに対してマイナスなシーボです。 って、シーボってなんじゃい?(~_~) でたらめ造語ですから(笑) 国府津で集合し、雑談。その中で私のタイヤを指し、 「このタイヤ終わってますね」 とか言う人がいるんですよ。 私「いや、まだ溝あります」 人物m「俺もこの間そう思って走ってたら転倒しました」 キター(><) ヤメロって。私、精神弱いんだからさぁ(><; で、でも、取り敢えず、Mr.グリップマンによるプラシーボ武装はこの言葉に勝ちました。 だってまだ溝あるもん( ̄^ ̄) そうして椿ラインを上ると、上の3コーナーは一部凍結(--; その辺は、この時期には朝露の影響でいつも濡れていて(乾かない)、下手すりゃ凍結していることは経験上知っています。 いくらプラシーボだからって、凍結路にも強いだろう、とか考えたら、それは大層に馬鹿ってもんですよ。濡れた路面でもね。←結局のところMr.グリップマンの謳い文句は信じていない(^^; そこはゆっくり走って通り過ぎ、大観山へ。 休憩後、清水でネギトロを食し、寸又峡へ向かいました。 寸又峡は、この時期に凍結するほど標高は高くないです。 観光シーズンが過ぎ、閑散としています。車がいなくて快調快調♪ そして国道362号線をくねくねと上り、県道77号をくねくねと上り下りして寸又峡まで着きましたが、走っている途中で、 「あ、効果切れた」 と思いました。 だってそう感じちゃったんだもん(--; ぜーったいタイヤ減ってる! 寸又峡に着き、そう確信をもってフロントタイヤを見てみると、朝見た時よりもちゃんと減っています。 タイヤって、減りだすと加速的に減っていかないですか? スリップマークまであと1mm、なんてことになっていたら、本当にもう危ないと思わないといけないですね。 実は前にもそれは経験していて……。まだちょっと溝あるじゃん。なんて思ったら、ツーリング中にすっかり坊主(--;;; 学習しましょう。学習しました。多分。ええ、BT014は6000kmしかもたないタイヤです! Itchy「このタイヤ、もう終わってるじゃないの?」 motoぶ「終わってる終わってる」 Itchy「これ、もたないよねー」 私「でも6000kmもちましたよ」 Itchy「新品からで6000kmでしょ?もたないよ」 (ItchyNoseさんは安く中古品を買うから、いつでもオ・ト・ク) ・・・・・しくしく(T_T) タイヤが削れたんだから、表面に塗ったMr.グリップマンだって落ちている。そう思うのが道理。 だから余計に。 マイナシーボ~ orz その後はもう、ヘタレって言うか、ヘコタレタって言うか。 井川ダムを越えて富士見展望所で、上の方だけちょこんと見える南アルプスの雪山を眺めてから下山。 もうダメポ(--;;;;; 前とはあっという間に離れ。 いつもならもうちょっと意気地もあるのだけど。 あぁ、もう捨てて行ってちょうだい。私なんか、私なんか、・・・・・、このまま日が暮れちゃったらどうしよ~(ToT) と思っていたら前方に黒いバイクが。 教官がムチを持って(あらまぁ(*^o^*))待っていました。 日が暮れる前にとっとと走れ! と教官の背中が。 (T_T)(T_T)(T_T) ほんの時々、細かい砂の帯を踏んで滑りました。ぐえっ(--; でも何事もなく下界まで下り、静清バイパスに乗りましたが……何でもない交差点の左折で滑ったんだよ~。 こうなるともう、プラシーボとかマイナシーボとかの話じゃなくて、「とっととタイヤ交換しろ(`o´)ってだけの話(--; です。 そんなオチですか? おそまつさまでした m(_ _)m おまけ1 ツーリングの前日、Mr.グリップマンを塗った後にハンドルグリップを取り替えて。 旦那がまたがった状態でセンタースタンドを外してくれた後。 旦那「グリップいいな」 ええ~!? センタースタンド外しただけなのに、Mr.グリップマンのグリップがわかっちゃったの??? 旦那「ハンドルグリップだよ」 ………あはははー。そうだよね(^^;;; おまけ2 私「あれ、なんて言ったっけ? 病は気から、な効果」 旦那「スパシーボ」 私「???」 スパシーボってのはロシア語で「ありがとう」という意味だそう。 オカルトグッズを装着してありがたがり、効果が出たと言う人たちに出ているのが、スパシーボ効果だとさ ┐(´ー`)┌ おまけ3 中古バイクを買ったら4年前のタイヤが履かせてあったSATOさん。Mr.グリップマンを塗って1週間前に走ったそう。 そして今回、国府津で会って。 SATO「Mr.グリップマン、効くよねー!(笑)」 私「本当に効きますね~」 ……両者の「効く」は、だいぶ意味が違います。 私は上記の通り、プラシーボ効果として。 SATOさんの場合は、ちゃかしているんだよね?(^^; ……この人、実は腹黒いんだもん(笑) おまけ4 ようやくテストライダーさんのブログ記事を全部読みました。 途中、難しかった(ヒステレシス摩擦とか)けれど、興味深く面白かったです。 んで、それによると、雨だったらやばかったらしい。ハイドロプレーン現象が低速時から出やすくなるんだってさ。 で、もし本当に1000kmも効果が持続するようなことがあるならヤバイ、と。 けどま、もう交換するタイヤだし (´∀`) ところでその記事、続きが切れているんですよね。500km走った結果と、成分分析がどうなったんだろうなぁ。面白いから読みたいのに。 おまけ5 ツーリング前日にオイルを換えたんですよぉ。高級オイルに(^^) やっぱり違うよね、高級オイルは。吹け上がりが滑らか?音が静か?そんな感じ? ってかあれだけ汚れてたんだから、何入れても新しいオイルならずっと乗り心地は良くなるよね(^^; いや、それだけじゃないですよ。高いんですもん。他の人がこぞって入れるだけの効果があるんです。 目には見えないですけどね。 うんうん。私には何が何だかわかんないけど~ :*:・( ̄∀ ̄)・:*: お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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