挨拶抜きで、ちょっと重要な話をしよう、おいちゃんだが。


・楽天アフィリエイトの構造

まず、楽天アフィについて簡単に説明。

楽天アフィは、アフィリエイトリンクをクリックし、その後購入された金額を元に、成果報酬が楽天ポイントで支払われる。
たとえば、おいちゃんのアフィをクリックして購入すると、おいちゃんに成果報酬が、あなたのアフィをクリックして購入すると、あなたに成果報酬が支払われるようにする必要がある。
するとここで、「どのアカウントのアフェリエイトをクリックしたのか？」というのが必要になる。

だがしかし、インターネットは忘れっぽい。
わざわざ覚えておかないと、何でもかんでも忘れてしまうのだ。

そのため、Cookieというモノを利用している。
Cookie（以下：クッキー）とは、まさにその名前があらわすように、ちょっとしたテキストを、ブラウザに覚えさせておくことが出来るのだ。
（正確には、ローカルにテキストで保存される）
クッキーは基本的にまぁまぁ安全で、普段、インターネットをたしなむ時には気にする必要はない。

クッキーとは（IT用語辞典）
HTTP cookie（Wikipedia）


楽天アフィは、アフィリエイトリンクをクリックされるたびに、ブラウザに、誰のアフェリエイトのリンクがクリックされたのか、クッキーを使って記憶させる。
その後、そのブラウザを利用して（楽天で）買い物をすると、クッキーを読み込み、クリックされたアフェリエイトの持ち主に成果報酬を払う。

ちなみに、このクッキーは30日間有効（ケータイは1時間）で、どこかのアフィをクリックしてから30日以内に買い物をすると、そのアフィに成果報酬が支払われる。


・正しいクリック、許されないクッキー

おいちゃんのページにある商品紹介のアフィリエイトリンクをクリックする。
すると、その商品紹介ページに飛ぶ。
と同時に、楽天からクッキーが発行されて、あなたのブラウザがそれを美味しくいただく。
これが、正しいクリックで発行されたクッキー。

おいちゃんが悪い考えを持っていたとする。
ヌメモは1日に200人ぐらい見に来るけど、アフィリンクがクリックされるのは5回ぐらい。
もし全員クリックしてクッキーを食べてくれたら、もっと成果報酬が多くなるに違いない。
では、アフィリンクをクリックせずとも、おいちゃんのページを開いただけでクッキーを食わしてしまえばいいのではないか！？
と言う考えで出来たのが強制アフィ。

ページを開いただけで、何らかの方法で、楽天のアフェリエイトクッキーをブラウザに送りつけことが、いわゆる強制アフィである。



・クッキーの種類

クッキーは本来、表示しているサイトのクッキーしか読み書きできない。
たとえば、どこかのサイトに行ったら、勝手に楽天のアカウントがクッキーから漏れちゃったりすると困る。
それらの、セキュリティーとプライバシーの問題で、クッキーは厳格に同じサイトのモノしか読み書きすることが出来ない。

しかし、間接的にクッキーを渡すことは出来てしまう、たとえば広告として呼び込まれた他のサイトのスクリプトとかだ。

インターネットについて色々考えている頭の良い人たちは、それらはアンフェアであり、プライバシーに対する大きな脅威だと感じるようになった。
そのため、クッキーを2つの種類に分けることにした。

1つめは、ファーストパーティークッキー。
実際に表示しているページのあるサイトから、発行されたクッキーのこと。

2つめは、サードパーティークッキー。
表示しているページのあるサイトから、間接的に発行されるクッキーのこと。

図にするとこんな感じ。

表示されたページのサイトから発行されるクッキーは、ファーストパーティークッキー。
そのページから間接的に呼び出された広告などのサイト、もしくはポップアップウインドで表示されたサイトから発行されるクッキーは、サードパーティークッキー。


・結論

正規の方法で作られたアフェリエイトリンクをクリックすると、ファーストパーティークッキーとなる。
しかし、強制アフィで発行されたクッキーは、99.9%（おいちゃん調べ）サードパーティークッキーとなる。

クッキーを全て排除してしまうと、楽天での買い物さえままならなくなってしまうが、サードパーティークッキーだけを排除すれば、強制アフィから自衛することが出来る。

みんなでサードパーティークッキーを無効にすれば、強制アフィを行っているサイトは不法就労がへり、割に合わないと思えば、減っていくだろう。


あと、イリーガルな広告業者などから自衛するためにも、サードパーティークッキーを弾く設定は必須。
おいちゃんは、必ず全てのブラウザで行っている。


一応書くけど、強制アフィは、楽天アフィリエイト規約に違反しているので、見つけたら通報するべき。
楽天は意外と対応してくれる。


次回エントリから、ブラウザ別、サードパーティークッキーを食べなくする設定方法シリーズ。