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テーマ:私のPC生活(7434)
カテゴリ:日常的な出来事
ここ数日、円高と株安がエライ速度で進んで、 ・レバ3倍でも余裕でLC ・ミニカブで含み損 なんて大変な情勢ですが、皆さんの元気でしょうか、おいちゃんですが。 ちなみにおいちゃんは金融商品を持ってない(貧乏なので)ので、全く持って元気です。 さて、本日は一気に5円近くも円高が進んで、FX界隈が大変なことになってますね。 ドルが勝手に安くなってる、にしても円が強すぎて、ドル以外の通貨も軒並み安値を記録してます。 NZD(ニュージーランドドル)や ZAR(南アフリカランド)あたりの、主婦に人気の高利率通貨も、ガツンと下がってる。 レバレッジ5倍(投入した現金の5倍の資金を運用する、信用取引)の(100倍とかに比べて)比較的安全とされている取引でも、ロングポジ(日本円を借りて現地の通貨で運用する取引)の開始値(契約した時の金額)によっては充分にLC(ロスカット、運用資金の損失が管理している現金と比べて、設定された比率を上回ると、強制的に決済されてしまうこと)されてしまっていることでしょう。 さて、そんな各国の通貨がドルに比べて高くなって、世界中の両替商が右往左往しているさなか、その流れに1人立ち向かうかのように、急激な勢いでドル安に邁進している通貨があります。 それが、韓国のWONです。 (一応断っておきますが、おいちゃんは韓国に対して特別な感情はありません) 参考:http://www.forexdirectory.net/krw.html 画像引用 WONは先週あたりから段階的に安くなってきており、先週末と本日で5%ぐらい下がった。 WONの金額だけ見ると、2年ぐらい前と同じ。 97年のアジア通貨危機の際に、IMFから介入された当時は、1,650WON程度。 (画像の一番左端あたり) 韓国やばくない? 論は、2006年あたりから出てきており、2007年春あたりに現実味を帯びてまいりました。 もしこのまま行くのであれば、「まずはWON高になって、その後急激なWON安になる」という見方が当時すでに大半を占めておりましたが、どうやら本当にそのようになってまいりました。 実際に、2007年末頃は、WONは1$=900WONを割り込み、それはそれでパニックに陥っておりました。 何でこのままだと韓国が死んでしまうのか、一番分かり易い、輸出と輸入の話を少し書きますね。 まず、韓国は日本と同じように、自分の国でとれる資源が少なく、資源を輸入して、それを加工して輸出することで外貨を稼いでいる国です(最近では中国もそうです)。 しかし韓国の、日本や中国との大きな違いは、自国で作っている1時加工品が少ないことです。 韓国と言えば液晶や携帯電話ですが、中国や日本から、基幹パーツを輸入して作っております。 「組み立て工場」と揶揄されるのは、その理由です。 2007年、ジリジリとWON高が進んでいる時は、「作っても売れない」と言う時期でした。 材料は安く買えるのですが、輸出すると、現地での売値が上がってしまう。 そうすると、日本製品などと競合して、売れなくなってしまうのです。 「じゃぁ、今はWON安だから売れまくりだろう」というのは早合点で、実は今回のWON安は、製品が安く売れないのです。 理由は、ドルが他の通貨に比べて安くなっているからで、ドル建てでは安くなっても、他の通貨換算だと変わらない、もしくは値上がりしているのです。 (大体、安くなると、今度は中国製品と競合して売れなくなるという、韓国独特の輸出のサンドイッチ状態) しかも、原材料の高騰は、見た目のWON安以上に深刻です。 すでに書いたとおり、中国や日本から輸入したモノを組み立てて輸出しているわけですが… たとえば、日本から100円のパーツを購入したとします。 昨年末頃だと、800WONぐらいで購入できました。 今現在だと、1200WONぐらい出さないと購入できません。 (理由は、円高だからです) 原油がえらく高額になっていますが、ドルに対して強い通貨であれば、為替差益で相殺できる規模です。 ただ、WONはドルに対して安くなっているので、大分値上がりしています。 あと、いろいろと複雑で難しい色々なことがあるみたいなのだけれども、本日はここまで。 +++ PR +++
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最終更新日
2008.03.17 18:43:06
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