おいちゃんだが！

ちょっと前、テレビのニュースかなにかで「蟹工船が最近売れてます！」って言っていて、「売れてるってドンくらい？ 3日に1冊ぐらい？」とか思っていたんだけれども、全然違った！

「多喜二虐殺に匹敵する事件」 蟹工船ブームでマンガも売れる (J-CAST)

10万7千冊増刷！？ すげぇ！ 単純に本当に売れているのがすごい！

記事を読んで、そうですよねー、プロレタリアですよねー、共産党ですよねー、ブルジュアどもめ肥え太りやがってですよねー、なんて思っていたら、「多喜二虐殺」って単語が出てきた。
（よく見たら、タイトルにもなっていた）

これ、ぺろっと書いてあるけれども、J-Castは何の事か知っているのか？


小林多喜二は、特高によって拷問死したのだ、享年29歳。
北海道のエリート銀行員だった小林多喜二は、「蟹工船」「一九二八年三月十五日」を書き、社会主義者として職を追われる。
その後、東京に移住し、ブロレタリア作家として活動、当時は非合法だった共産党に入党し、逮捕された。

その亡がらの凄惨さは、「われらの陣頭に倒れた小林多喜二」という文章（江口渙）で取り上げられている、ネット上でもその文章が見つかるけど、呪われそうなのでリンクしない、閲覧注意。
書籍として入手したい人は、「定本小林多喜二全集 」の15巻に

参考：Wikipedia


で、話を戻して、どうやら、記事に出ていたのはこれらしいが、新潮が出しているやつらしい、「党生活者」が一緒に載っているとの事。

蟹工船改版


漫画もある。

マンガ蟹工船


楽天ダウンロードでもうってる。
蟹工船　一九二八・三・一五
これは、「一九二八年三月一五日」とのペア、渋いね。

というか、「蟹工船」出過ぎ。







ああ、最後に。

うえのアフィをクリックして購入してくれると、おいちゃんは儲かって資本主義万歳な訳なのだけれども、もうちょっと無産階級より解決策を提示すると…………青空文庫で読める。