このエントリは数日前にも書いたはずなのだけれども、どこかにやってしまったので書き直しである、非常につらい、死にそうだ。

さて、最近のNetbook関係、特に、お値段も大きさも重さも高級なものではなく、あくまでの安くて小さいものに関するお話。

まずは、2ヶ月くらい前のエントリの続報、Tegra の話。

Tegra ってのは一言で言うと、ARMのCPUをベースにGPUやインターフェイスを集めて小さくまとめたもの。
CPUの処理能力を犠牲にする代わりに、GPUを専用にもうけてやることで、（動画再生などの計算力が必要だけどもCPUのやらせるにはもったいない部分をちゃんとハードでカバーして、）見た目上の処理速度を稼ぐ、って方法論。

元々、組み込み向けがメイン（携帯電話とかMIDとか）の設計なので、えらく小さい、そして消費電力も小さい。
写真を見ると、まさに（ノートパソコン用の）メモリーモジュール程度。

で、これをHP mini 1000の筐体に押し込んだ試作機がでた。
（といっても、4月頭頃のイベントでお披露目された）
＄99のMIDへの道は、着実に歩んでいるように見える、はやいところ発売されないであろうか。


さて次は、その Tegra ににたコンセプトの（旧AMD）Qualcommバージョンが、Snapdragon。
（AMDから携帯むけグラフィック事業がQualcommに売却されたため）
既に（リークされた情報によると）東芝のスマートフォンに搭載されることは決まっているのだが、Netbookの試作機も出来上がっている。
試作機の名前は、PurseBook、横長キーボード搭載。

実際のメーカーには（そしてもちろん商品にも）言及は無いながらも、2009年中に、$299ぐらいから、Linux搭載（試作機もLinux）で発売されるだろう、と言う見通しだそうだ。



さて、ちまたに良くあるタイプ、つまりCPUがAtomなタイプのNetBookは、これからまた面白くなりそうだ。

それは、Ion 。

NVIDIAの提唱するプラットフォームで、単純に言うと、AtomにGeForce 9400Mとインターフェイスを統合して、PicoITXの大きさにまとめたもの。

良いところは…
現状よく使われているIntelの945GSEと比べると、GPUにまわせる処理は大幅に向上されて、例えば1080Pの動画再生やDirect X 10対応、HDMI出力とか出来る。

悪いところは…
Intelのネットブック用チップセット値段に収まらないので、高額（＋1万円）ぐらいになる。
消費電力が少し多くなる、特にチップセット
Intelは2009年中にCPUとGPUとチップセットを統合した新Atom（つまりx86のTegraみたいなもの）を発表するとしており、将来的展望が少し悪い。

（ネットブックより縛りの少ない）ネットトップでは、商品化され始めた。

おいちゃん思うに、これはだいぶうまくいきそうな気がするんだけどね。


あと、おまけとしては…
Gigabyte から、タッチスクリーン搭載ネットブックが発表。
というか、発表だけは前からされていたんだけども、とうとう製品ページも出来て、現実味を帯びてきた。
これが、静電容量方式、つまり指でタッチできるけどスタイラスが使えないタイプだと、急速に興味を失ってしまうのだけれども…
どうなんだろうね？


なんてエントリ書いてたら、OLPC に、マイナーアップデートバージョンが来てる。
OLPC XOに1.5代目モデル、VIA VX855でHD動画対応

ぶっちゃけ、AMD の Geoodeは、今となっては非力もいいとこなので、VIA C7にチェンジされたのはいいと思う。
新型チップセット採用で、おまけに、動画再生機能もアップしてるとのこと。
まぁ、出来ないよりは出来た方がいいよね。


っと、今見つけたんだけども、Mebius NJ がすごい。
光センサー液晶パッド搭載のMebius NJ発表、中身はAtomベース

タッチパネル部に光センサー液晶搭載で、サブディスプレー化、マルチタッチ対応、指でもペンでもタッチ可能、そのままスキャナとしても使える、とのこと。
光センサー液晶は、あまりにも夢の技術すぎて、でてくるのがもう少し先になるだろうと思っていたのだけれども、5月下旬には発売開始。
すごい、欲しい欲がメキメキと燃え上がる。
中身はAtomで、値段は8万ぐらい。

楽天でも、1件だけ予約を受け付けているみたいだけども、既に在庫切れ。
大人気なんだろうな。

【5/下旬発売予定】SHARP/シャープ Mebius PCNJ70A-B （2009年夏モデル）


という、最近のネットブックメモ。