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テーマ:私のPC生活(7434)
カテゴリ:日常的な出来事
さて、久しぶりに土日を休んでみた、2009年漬け物システムを考えたり、小梅のヘタを取ってたら終わってしまった、週末なんてあっという間だねおいちゃんだが。
さて、本日流れたニュースで気になったもの。 児童ポルノ、プロバイダーは強制遮断を…警察庁が協議会 (読売新聞) これはなかなかに興味深い。 平たく言うとこれは、検閲をしたい、ただしプロバイダ(通信事業者)は検閲をしないように法律でがんじがらめに縛ってあるんで、出来ない。 では、どういう風にすれば、法律に触れないように検閲が出来るのか、もしくは法律のどの部分をいじれば出来るようになるのか、プロバイダ同士で知恵を絞り出せ。 という会合なのだろう。 今まではどうだったのかと言うと、プロバイダが接続者に対して行ってきたのは、例えば流れたデータの量だとか、つなごうとしたポート番号だとかを見て、制限してきた。 これは、通信の内容を見て判断している訳ではない(だから検閲じゃない)という話だ、まぁ微妙なところだろう。 今回のこれは、接続先情報(つまり相手のドメインだとか、アドレスだとか)によって遮断するのは、検閲じゃないのか? 流れるのが児童ポルノのデータだと遮断すると言うことは(流れるデータの種類によって制限すると言うことで)、検閲じゃないのか? なんて話になる。 で、これは現実に、例えば児童ポルノの再拡散防止(上記の記事では再拡散防止が主な理由のように書かれている)に役立つのだろうか? 流れたデータをリアルタイムで監視して、児童ポルノが流れた時に動的に遮断すると言うのは、不可能だ。 技術的にも、倫理的にも。 だもんで、ブラックリスト方式(ダメなところをリストをもっておく形式)を採用する様なのだけれども… ぶっちゃけ無理だろ。 そのリストに登録する余裕があるなら、運営者に電話をかけて、「もすもす、おまわりさんだが、児童ポルノがチミのサイトに載っているので、5分以内に引っ込めるように、近くのモン向かわせるぞコラ」って言う方がよっぽど速い。 (運営者に連絡が取れないなら、さらにその上位の管理者に言えば良いし、児童ポルノにうるさい諸外国なら現地の警察に連絡をとればいいんじゃないの?) (通信事業者が強制的にフィルタするリストなのだから、まさか、民間業者が提供するリストとかは使わないだろう、多分) おいちゃんは、そういうものは司法のレイヤでどうにかするべき問題だと思うんだよね。 データが流れるレイヤでやるべきではないと。 次に、これはプロバイダ側はやりたがっているのだろうか? まず、いやがってるだろう。 勝者がいない、斜陽産業、とまで言われている接続業者が、こんなあからさまにコストばっかりかかって、良いことと言えばパンフレットに一行文言が足せるぐらいでしかないことを、やりたがるとは思えない。 警察庁主導なら、この鞭と引き換えに飴が配られるとも思いにくいし。 もし本当にやらなければいけないとなったら、これが元で潰れるところもでてくるんじゃないかな。 それにしても、ちょっと意外だったのは、この話が「児童ポルノ」がきっかけで始まったと言う事。 こういう話はいつかは始まると思っていたけれども、「ウイルスとかの危険情報」がきっかけになると思っていた。 で、最終的には、「有害情報」とやらを遮断しようとするんだ、お先真っ暗だな。 全く話題は変わるけど、ゆびとまの件、すごく面白いな。 同窓会支援サイト:「ゆびとま」突然停止…会員350万人 「ゆびとま」サービス停止問題、再建委員会が結成される ゆびとま(公式) ゆびとま(Wikipedia) 面白そうなのでまとめてみようと思ったけど、すごく良いまとめがあったのでこちらでどうぞ。 主人が「ゆびとま」で「甚大なトラブル」に遭って3週間が過ぎました この件で、一番面白いのは、公式の文章の次の部分。 <ここから引用> 尚、一部のメディアに「個人情報の流出」に関する不安の声が上がっている、との報道があったようですが、個人情報を含めたすべてのデータは委員会にて完全に保全致しておりますので、ご安心下さいますようお願い申し上げます。 <ここまで引用> いやいや、それはもう流出済みって言うんだよ。 だって、ゆびとまに登録してあった個人情報が、ゆびとま再建委員会とやらに渡ってるんでしょう、既に。 ゆびとまに個人情報を預けた人は、ゆびとまと契約して預けたのであって、ゆびとま再建委員会とは契約していないよ。 おいちゃんは、ゆびとま使っていなかったから、関係ないんだけどね。 だってほら、同窓会とか…… 呼ばれないじゃん……… +++ PR +++
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最終更新日
2009.06.01 20:17:56
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