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2011.02.21
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テーマ:私のPC生活(7434)
カテゴリ:Mac基礎
皆さんお久しぶりです、おいちゃんですが、ちょっと最近は色々とあったりなかったりしてこのブログも久しぶりの更新になるんだけど申し訳ないね本当に。

本題なんだけども、TSUTAYAのみなとみらい店で行われている、Book on Demand のコーナーを体験してきたよ!
詳しくは→ TSUTAYAで裁断機とスキャナー貸し出し 1冊300円で“自炊”可能に(ITmediaの記事)

TSUTAYAの2階、エスカーレーターをあがってすぐのところに、こじんまりとしたコーナーが設置されていたよ!
20110220_02.jpg
ちょっと注意して探さないと分からないぐらいのちょんぼりっぷりに、一抹の不安を覚えるも、ScansnapとPCがあるのでここで良いはず!

本は裁断して持ち込むか、店員の方が無料で裁断してくださるとの。
おいちゃんはそのまま持ち込んだので、裁断してもらうことに。

店員さんに声をかけると、専門の方がいるとのこと、少し待っていると…可愛らしいおねーちゃんがごっつい裁断機を持って登場。
20110220_01.jpg

写真の手前に写っている文庫本が、今回持っていった奴で、約620ページありますが、このページ数がのちに大変なことに…

店員のおねーちゃんが懇切丁寧に、裁断方法を解説しながら教えてくれました。

カバーを外したら、まず、今回の文庫本は分厚すぎて裁断機にそのまま入らないので、前後半に分けることに。
300ページあたりを開いて、無線綴じの糊の部分をカッターで縦に切り、前半と後半に分けることに。

次に表紙と裏表紙は厚紙なので読み込めないだろう、ということで、ベリベリと剥がすことに。

その後、いよいよ裁断機でざっくりと綴じ部分を切るのですが、おねーちゃんは、「マニュアルでは1cmが推奨なので、1cm切り落としたい」と言うのですが、どう考えてもノド側の文字にかかってしまう(本の綴じられている方、つまり内側の文字が切り落とされてしまう)ので、ちょっと話しあって、「5mmで試しに切ってみて、ノリが大量に残っているようならもう数ミリ切る。最初と最後の数ページだけ残るようなら、(おいちゃんが)手で切る」ということに。
結果としては、「5mm切ればほとんど十分。表紙と裏表紙に近い数ページだけちょっとノリが残る」という感じでした。文庫本はこのぐらいの切落しがちょうどいいかも。

裁断後は、こんな感じ↓(家に持ち帰って撮影してます)。
20110220_saidan.jpg

向かって左が、バラバラにしたページ。中央にある棒状のモノが、切り落とした綴じ部分。2本あるのは前半と後半に分けたため。右が剥ぎ取った表紙(とその下にある裏表紙)。奥にあるのがカバー。

この、バラバラにしたページを、束にして Scansnap の自動読み取り部分(シートフィーダ)に突っ込んで、スキャンするだけなんですけれども…

おいちゃん「あれ? これ全部は入りませんよ?」
おねーちゃん「50枚づつしか読み込めないんです……少なくなったら継ぎ足してください…あと、たまに詰まるので…」

ということで、読み込んでいる間は、残りのページを継ぎ足したり、詰まったりしないように見張りながら、Scansnap君が頑張って動いているところをじーーーーーーーーーーーーっと見つめていないといけないのだ!!のだ!!

Scansnap君はものすごい勢いで頑張っているし、とても速いんだけれども、620ページは多すぎた。
読み込みはおいちゃんが自分でやらなければいけない、そしておねーちゃんは紙詰まりとかに対処しないといけないから、見守っていないといけない、つまり、「延々と食事を続けるハムスターに一粒づつひまわりの種を手渡ししながら、じっと見つめる」みたいな状態になるのだ!

なるのだ!!

一応、途中で継ぎ足しが途切れてしまったり、紙詰まり等でエラーが出たりしても、その時点から継続で読取できるので、ご安心を。


ちなみ。

今回、読み込んだのは、この御本。

誰も死なない世界

誰も死なない世界
価格:1,000円(税込、送料別)



「誰も死なない世界」という近未来SFで、将来の人類が肉の衣を脱ぎ捨て、データとなり、事実上の死から無縁の存在になる話なんだ。

紙の本という衣を脱ぎ捨て、データになることで、事実上の喪失から逃れることができる、という物事に照らし合わせたチョイスなんだけど、分かりにくいから自分で言っちゃう。


さてはて…

全部で約620ページ分、つまり300枚強。
スキャン設定は、「最も高精細(TSUTAYAの推奨は高精細、つまり一段下)」で「グレー固定」。
OCRは無し(つまり画像扱いでテキストデータ化はしない。今回はそういうオプションはなかった)。

で、結果…

読み込みにかかった時間(Scansnap君が頑張ってくれた時間)は、約40分。
データは、約300MBのPDF(つまり約500KB/1ページ)。
(因みに、TSUTAYAの推奨設定の場合、250ページで10分とが目安とのこと)

pdfの編集は自分でできるので、ちょっとおおきめなデータが欲しいと思ったけど、さすがにコレはデカ過ぎただろうか。


最後に、コレが最も気になるところだろうと思うけども、出来上がったデータについて。

出来上がったPDFから、558と559ページの2ページだけを抜き出した(約1MB)ので、各自確認して欲しい。
(このエントリの従となるファイルで、引用と認められると信じてる)
(コレは、TSUTAYAのマニュアルより1ランク細かい設定で読み込んだ物であることに注意)
(データの持ち帰り方法は、持参したUSBメモリかSDカードにファイルをコピー)

iTunes 経由でそのまま iPhone に突っ込んで、iBooks で表示してみたところ、実用に耐える表示だった。売っていれば購入するレベル。
確認する気持ちで少し読み始めたら、思わず読み進めちゃうぐらい、意外にも読みやすかった。

↓iBooksでの表示見本、スクリーンショットの生データもダウンロード出来るようにしておくよ。
20110220_03.jpg


ということで結論としては…

悪くはない。ただし、リピートはしないだろう。
理由は、店頭で地道に何十分もスキャンしているのが辛いから。おねーちゃんもじっと見つめてるし、なんだか人だかりができたりしたりするし。

今後考えられるのは、例えば勉強用の教材とかを常に持ち歩きたいがために、データにしたい場合とかに、使わせていただくかもしれない……かな………


最後に、今回、店頭でScansnapを触ってみて、コレはなかなかいい物だということを再確認した。
購入しようかどうか悩んでいる人は、Book on Demand のサービスで試してみるといいと思うよ。

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最終更新日  2011.02.22 03:04:38
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