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2016ポルトガル紀行ついにファイナルにゃ

ースリ事件の続きー被害届を出した後、一文無しでどうしたかというと、ポルトガル版チャージ式交通カードにいくらか残っていたので、それを使って地下鉄を乗り継ぎ、空港近くのホテルに戻りました。帰り道、脳裏をよぎったのは夕飯が食べられにゃい！　機内食が出るまでおあずけにゃ～！！ということばかりで、羽田空港に到着してから、どうやって埼玉県の我が家へ帰るかという問題があることには、しばらく思い至りませんでした。意気消沈してホテルへ戻り、フロントで鍵を受け取ろうとすると、にゃ、にゃ、にゃんと既に警察からクレジットカードが見つかった！との連絡がきていたのでした。そんなわけで、フロントでクレジットカードが使えるタクシーを呼んでもらい、指定された警察へ行ってお財布とカードを受け取り、またそのタクシーに乗って無事ホテルに戻って来ました。実は被害届を出した時、お巡りさんにカードを止めるなら”VISA”の連絡先はわかるよ。と言われ、その場で使用を止めてしまっていました。でも、他のカードは連絡先を控えておらず、止めることができなかったのですが、結果的にはそれで何とか助かったのでした。もちろん、お金はすべて抜き取られていました。いや～、参った参った旅の最終日に大変なことになってしまいましたが、それを除けばいたって楽しい快適な旅でした。今回の旅は数年かけてコツコツ貯めたマイルを使っての特典旅行。初めてのエール・フランスＣクラスの旅～　窓側の座席は１席独立型。一見狭そうですが、座面が前にスライドして、前方の棚のように見える足載せ部分とつながります。結構奥行きがあり、足を伸ばしてベッド感覚で寝られます。機内で配られたお菓子これが旅行中のいいおやつになりました。アメニティはこんな感じ。往路と復路で色違いをもらい、結局これが家族へのお土産になりました。何より気になる機内食往路の羽田～パリ間のお料理です。前菜とサラダメインは３種類からのチョイスでお魚を選択デザートは３種の盛り合わせ＋シャーベット復路のパリ～羽田間のお料理です。フォアグラとか、何とかのパテとか、食べられないものもありました。黒い湯呑の中味はお味噌汁。食べたかった和食のメインが牛肉だったので、やむなく洋食を選んだのですが、ＣＡさんがお味噌汁はいかが？と尋ねてくれて、ありがたく頂きました。さすが美食の国、フランスのエアライン！おいしかったにゃ～。さて、使い果たしたマイレージ。またコツコツ貯めようかな～。

2016.05.27

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2016ポルトガル紀行その１５にゃ

ポルトガル最終日。９時台のバスでリスボンに戻ります。高速利用の急行バスなので、速い、速い！！世界遺産のエヴォラの街城壁沿いにぐるりと回ってターミナルで乗客を乗せ、リスボンに向けて走ります。移り行く景色を眺めていたら、バスは４月２５日橋にさしかかり、慌ててカメラを取り出しました。全長2277メートル旅行者向けのウェブサイトでヨーロッパで最も美しい橋に選ばれたことがある橋だそうです。橋を渡ると、リスボンの街。お昼前にターミナルに到着。翌朝は６時の便なので、初日に泊まった空港ホテルにチェックイン。午後はリスボン市内観光に出かけました。前から来てみたかったシアード地区。ここにはカフェの前にとある座像があります。ポルトガルを代表する詩人ペソア (1888-1935)このお姿、見覚えありませんか？ポルトの書店で購入したあの詩集の表紙の人ですね。シアード地区からカモンイス広場までは徒歩10分ほど。ポルトガル最大の詩人と言われているカモンイスの像があります。ランチは目についたパステラリア（パン屋さん兼カフェ）で。卵黄のクリームやココナッツを使ったパンやお菓子はホントにおいしいんですよ。リスボンのガイドブックには必ず登場するビッカのケーブルカーとテージョ川写真でよく目にするのは黄色い車体のケーブルカー。2台が交互に走っていましたが、どちらもこんな色＆落書き。せっかくなので歩いて下って、ケーブルカーで戻ってきました。ここからは路面電車で市内を回ろうと思ってしばらく長い列に並んでいましたが、なかなかやって来ないのでお天気もいいことだしぶらぶら歩いてしまいました。アウグスタ通りから勝利のアーチをくぐります。コメオルシオ広場に立つドン・ジョゼ１世の騎馬像初日に訪れたベレン地区とは反対から4月25日橋を眺めます。コメルシオ広場から見た勝利のアーチ３月２６日に始まったポルトガル９日間の旅。本当にいい旅でした。この時までは。事件はこの後、起こりました。実は、実は･･･すられちゃったんです。お財布を。いつもなら、小リュックを背負ってリスボンの繁華街を歩いたりなんかしないのに、いつもなら、お財布の中にすべてのお金を入れておいたりなんかしないのに･･･今回にかぎってあまりにのんびり過ごしすぎて、警戒心がなくなっていました。広場で写真を撮った後、次の地区へ移動するほんの十数分の間にすられちゃったんです。お財布ごと、ユーロも円もカードも何もかも～。幸い助けを求めた地元のお兄さんがとても親切な方で最寄りの交番に連れて行ってくれ、そこで英語対応をしてくれるツーリスト用の派出所を教わりました。呆然としながら、派出所まで一人で歩くこと13分。ふと見上げると、リスボン名物サンタ・ジュスタのエレベーター。カメラを取り出し、シャッターを切るだけの気力は残っていました。

2016.05.18

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2016ポルトガル紀行その１４にゃ

この日も朝からいいお天気ヴォラ・ヴィソーザの最終日はポザーダの目の前にある王宮見学です。入場料は1時間の見学ツアー込みで €６（780円）10時５分頃に入館し、10時半スタートのツアーを予約しました。1日前のことですが、ヴィラ・ヴィソーザ城を訪れたとき、入り口でお城の係員と立ち話をしていた男性に話しかけられました。どこから来たの？日本よ ♪その男性サルゲイロさんは王宮の資料室で働いている方で、ヴィラ・ヴィソーザの町を訪れたことのある歴史上著名な外国人について調べている研究者だとか。歴史の教科書に出ていたあの天正遣欧少年使節（伊東マンショ、千々石ミゲル･･･の４人の少年）はこの町に4日間滞在したのだそうです。王宮にはもう行った？いいえ、明日行くつもり ♪明日来たら、声をかけてね。的なやり取りがありました。声をかけてね、と言われても、ホントに来ましたよ～なんて言うのもどうかな～と思ったので、入場券を購入してロビーに展示されている資料を眺めていたら、サルゲイロさんがやって来ました。受付の方にかわいい日本人が来たら、呼んでねとでも言ってあったのでしょうか。見学ツアー開始までの20分間、サルゲイロさんのオフィスで彼が書いた本やその本に関する読売新聞の記事などを見せてもらいました。長崎を訪れたことがあるそうで、たまたま日本人を見かけて話がしたくてたまらなかったのでしょうね。サルゲイロさんの翻訳本（言語はもちろんポルトガル語）旅をしていると、意外な出会いがあるものです。そうこうするうちに10時半見学ツアーの開始です。ポルトガル語のガイドと一緒に1時間ほどで回ります。王宮内は写真撮影不可。現在の建物は1501年に建設が始まったもので内部は絵タイルやタペストリー、家具や調度品で飾られています。それはそれは見事なもので、どうして世界遺産に登録申請しないの？と思うほど。この町の人達は観光地として発展することよりも町の歴史と財産を自らの手で静かに守り続けていくことを望んでいるのかもしれません。個人旅行される方は世界遺産の街エヴォラのちょっと先なので、ぜひ訪ねてみてくださいね。ツアーが終わり、最後の扉が閉まると、そこは中庭。撮影ＯＫとなります。王宮の出口付近には馬車博物館もあり、７０ほどの馬車が展示されているそうです。壁に沿って、レモンの木が植えられています。ポルトのワイナリーもそうでしたが、白壁にレモン色、とても素敵でした。王宮のトイレ付近画面左端が入り口です。再び王宮広場出てきた時にはお昼時だったので、ぷらぷら町へ出て軽食を取り、午後はポザーダでのんびり過ごすことにしました。王宮広場から見たポザーダサロンの暖炉の前で小一時間読書。ポザーダの中庭プールもあります。淡いピンクの花が咲いていました。アレンテージョ地方　ヴィラ・ヴィソーザの春です。

2016.05.15

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2016ポルトガル紀行その１３にゃ

ポザーダと王宮の近くに小さな人造池（プール？）があります。白鳥さんが優雅に泳いでいます。カメさんも泳いでいます。あまりに気持ち良さそうだったので、しばらく眺めていました。泳ぎ疲れたカメさんが、オカに上がります。よっこらしょっと。無事に自力で上がりました。仲良し白鳥さんも付近を泳いでいます。一方、水遊びをしないカメさんは甲羅干しをしすぎて、干からびてしまっています。大丈夫なんでしょうか。ホテルの部屋に戻るにはまだ早いので、お城とは反対側のなだらかな坂道を上って行ってみました。『地球の歩き方』の地図は王宮広場のところで切れているので、その先に何があるかは行ってみないとわかりません。５分ほど歩くと、前方に大理石の採掘場が見えて来ました。そこまで行くにはあと10分はかかりそう。どうしようかな～と見回すと、私の大好きな建物を発見スーパーマーケット！ホテルに滞在しているので、あまり大きい買い物はできませんから、おやつをちょいと買ってみました。トマト（中１、小１）、チェリー・ヨーグルト、アップルパイポルトガルに着いてから、幾度かお買い物をした経験で、€５（650円）出せば、お釣りがくるだろうとは思っていましたが、支払った金額は€1.32（172円）。移住したくなっちゃいますね。夕方近くになると、ポザーダ前の王宮広場には乗用車が増えます。この日は結構宿泊客が多いようです。窓枠も入れて、撮ってみました。明日はあの王宮へ行ってみます。

2016.05.08

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2016ポルトガル紀行その１２にゃ

　　翌朝の朝食会場です。肉・ハムが苦手なので、チーズ・トマト・マッシュルーム・卵の朝食です。ヴィラ・ヴィソーザはスペインとの国境近くにある小さな町です。1540年にポルトガルのブラガンサ王朝を築いた国王ドン・ジョアン4世の出身地で、町にはポザーダとなっている修道院のほか13世紀末に建てられたお城や16世紀に建てられた公爵の宮殿などがあります。丸２日、観光にあてられるので、まずは歩いて5分ほどの所にあるヴィラ・ヴィソーザ城を見学。宿泊しているポザーダに近い北側の門から入ります。お城の案内板（部分）城壁は所々に石段があって、上ることができます。城壁内部には民家もあり、普通に人が生活しています。車が止まっているお宅の庭にポル猫発見！城壁を下りて、近づいてみると、エルヴァス風の黒い子がいました。車の下にも薄茶のトラちゃん。あっちにも、こっちにも。ここはヴィラ・ヴィソーザの猫屋敷さんでしょうか。城壁内には教会もあります。聖母子像更に進むと、ヴィラ・ヴィソーザ城がありました。入口には跳ね橋。内部は考古学博物館と狩猟博物館になっています。入場料は€３（390円）博物館内に展示されたモザイクタイルこちらは顔の一部でしょうか。何も考えずに狩猟博物館にも足を踏み入れてしまいました。狩猟博物館て、武器と剥製が陳列されているんですね。西側の門から城壁の外へ出ます。町の中心部へ向かって下りてみました。しばらく歩いて振り返ると、後方に先ほど通った城門が見えました。朝食をしっかり食べたのでお昼は軽く、目についたカフェに入ります。卵黄クリームの入ったスポンジケーキと干しダラのコロッケ。カフェの数軒先にも素敵なパン屋さんがありました。ヴィラ・ヴィソーザの通りはこんな感じ。絵タイルで飾られた建物もあります。

2016.05.05

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