|
カテゴリ:フィギュア
この猛暑の中皆さん如何お過ごしでしょうか
フィギュア造形作家でもある猫足です。 さて、ワンダーフェスティバルことワンフェスまで後一週間しかありませんが皆さん如何お過ごしでしょうか といっても造形師の皆さん以外は情報収集に勤しんでいると思います。 私は今佳境に入ってまして複製作業をしていた所です。 少しキャストの複製作業で発見がありましたので 書いておきます。 複製はシリコン型を作ってそこに2液混合で硬化するキャストを流し込み複製をします。 先ずシリコン型を作ります。 粘土に原型を埋めて、そこにシリコンを流し込みます。 溝はここにプラ棒が入りキャストの流れるスペースとなります。 シリコンが硬化したら粘土を外すと、シリコンの片面型が出来上がります。 そこにシリコンをまた流し込むのですが、シリコンは後から流すとくっついてしまうため、その防止の為にワックスでコーティングしています。 シリコンを流した後に真空オヒツという手のポンプで空気を抜いて鮮度を保つ便利なものがあるのですが、コレを使ってシリコンに含まれた空気を引き抜きます。 凄い泡泡状態です。 このまま真空オヒツに入れたまま硬化させたのですが、大失敗でした。 もう一度離型剤を塗ってシリコンを流し真空オヒツで気泡をある程度抜いたら、オヒツから取り出して硬化させました。 少し気泡が残ってますが ほぼ無いと言っていい程の状態になりました。 出来た型に彫刻刀で溝を掘りキャストを流し込む湯口と気泡を抜くための通気口を作ります。 これで型が完成です。 ついにキャストを用意します。 その前に出来上がった複製品を外しやすくするため離型剤(油)をスプレーしておきます。 そして型をが歪まないように合板(木)をで挟み込みそこにクランプを使って固定します。 ここに2液混合で硬化するキャストを流し込みます。 ここでポイント! 今まではこの計量の為に紙コップを使っていましたがコレを止めて蓋付きの容器に変えました。 今回もテストショットで3個抜いた所で気泡が沢山出てしまい(発泡)出来上がった物の表面が凸凹になってしまいました。 湿気と熱により材料に水分が入り込み硬化する時に発泡します。これを抑える為には兎に角水分が入らない事なんですが、キャストの容器には蓋が付いてますが計量するための容器に一度移し替えています。コレには蓋が付いてないので、ここが原因でした。 これで複製してみましたが、夏場なのに発泡すること無く複製出来ました! これで次のイベントでも発泡せずに複製が出来ます。 さて後一週間で塗装しなければなりません。 頑張ります! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[フィギュア] カテゴリの最新記事
|