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カテゴリ:撮影テクニック
センサーサイズによりライティング機材の必要光量が変わります。 ( これは撮影内容によって変わるので、細かい事を気にしない方にとっては変わりません) フルサイズとマイクロフォーサーズで必要なストロボ光量の違います。 F値が同じなら光量は一緒になるが被写界深度が違います。 被写界深度を合わせて考えるとフルサイズF5.6とM4/3F2.8が一緒なので M4/3の方が2段分光量が少なくて済む。 光量で2段分の差がありフルサイズはその分光量が必要になる。 ISO感度はどちらも100で考えます。 シャッタースピードによるストロボ光量の違い Z7II X=1/200秒 R5 メカシャッター:1/200秒 マイクロフォーサーズ 1/250秒 1/3段の違いがある 1/250でシャッターが切れると、その分絞りに影響が出る。 基本ストロボ光は1/250秒よりも短いので1/200と1/250で受け取れる光量は変化が無い。 そうなるとブラックボックスを作るのにフルサイズは絞る必要が出る。 1/3の差ではなくそれ以上の差が生まれる。 フルサイズ機でブラックボックスを作る為絞り込んでしまうと被写界深度に制限が出てくる。 シャッタースピードの差でも光量の差が出てくる。 これらの事から光量について約3段分の差があると言えます。
私がGN60のストロボでほぼ撮影出来ていた理由がここにあります。 これは日中シンクロをするときも同じでシャッタースピードに依存して光量が変わります。 フルサイズで1/1000秒でF1.4の場合の必要光量と M4/3では1/4000秒でF0.95の場合の必要光量は当然差が出ます。高速でストロボを発光し続けるのですが時間が1/4で済んでいます。更にF値も明るいので光量は更に2段分不要になります。 ちょっと私はこの辺りの計算は出来ないのですが、3段以上変わるのではないでしょうか。 実はフルサイズ機の方がやたらと光量不足と言うので疑問を持っていました。 特にスタジオで撮影する時F8位まで絞る方が多いと聞きます。私は絞ってもF6までで通常がF2.8なんです。 F8でフルサイズ機でISO100で撮影する場合で、1m超えのソフトボックスを使うには光量が必要です。そんな撮影するにはモデリングライトも含めて300w以上のストロボが必要なんでしょう。 マイクロフォーサーズ機目線で見ているのでフルサイズ機の方からすると不満に感じる内容だと思いますが、中判や大判のセンサーサイズになれば同じ事です。 だからあんなに凄い機材が必要なんだ!とようやく分かりました。 あくまでも私なりの考察なので間違っているかもしれませんがご了承ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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