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休憩室は、一風呂浴びてから体を休める場所である。
無論、静かに時が流れていた・・・ そう、あのおばさんたちが現れるまでは! おばさん達…といっても問題なのは一人なのだが、このおばさんが凄い! 何が凄いって、我が家の不幸自慢。 <第1話 娘> 高校卒業したかと思ったら、男と同姓を始めた。 結婚したいと言い出したが『まだ早い』と一喝。 その男と20歳で分かれた娘は、『よい所に嫁に行くのにはまっとうな職場を』と進められ、どこぞのケアセンターに就職。 しかし、すぐに職場の男と出来ちゃった結婚退社。 だが、その男ときたら、妊娠中に妻を捨て他の女のもとに逃走。 出産後一年待ったが戻ってこないので離婚。 一度は実家に戻るが、子供の成長に伴い家を出て知り合った新聞配達員と同姓を始める。 程なく別れ今度は夜の仕事に職を変える。 そこで知り合ったのが、息子と同級生のお父さん。 同級生のお母さんとは離婚成立して問題はなかったらしい。 しかし初めは、残してきた我が子に重ねて見ていたが、甘える子供がうっとおしいと虐待。 どうにかその男を追い出した後、一番初めの男とまた同性を始めた・・・。 <第2話 母> 私の子供の頃から母は口が悪く何度も自殺を考えてた。 人に対していつも攻撃的な母だった。 その母が死ぬ前に呼吸器が病気になったのは"天罰"だと思った。 私はそう思うとうれしかった。死んでも一つも悲しくなかったよ。 <第3話 夫> 私は人を愛した事はない。 結婚したのも"哀れみ"からだった。 今も嫌いではないが愛はない。 こんな話しを小声ではなく、場か大きな声で話し続ける。 周りは妙に静かだったからみんな聞き入っていたに違いない。 いや、聞きたくなくとも聞こえるのだが… 聞いていても気分のよくなることや楽しい事は一つもなかった。 ただ…注意したらどんな目にあうかと思わせるようなしゃべり方だったのだ。 せっかく温泉で気持ちいい気分なだったのに、疲れて帰宅したのは言うまでもない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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